- 嶋崎 眞二
- なづな工房一級建築士事務所 主宰
- 兵庫県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
現場は、サッシ枠にガラスが入った。
準防火地域のため、基本的には網入りガラスとなる。
しかしながら
透明感を大事にしたい面もあり
一部割高だが、網の入らない防火ガラスを使用している。
定例会議では
仕上げ材の性能や色の確認作業が始まった。
外壁に使用される材料のテクスチュアや
全体のカラーバランス。
これは立面図に着色をしたCGを作成して確認。
内部では壁に使用を検討している珪藻土について
販売店の方に来てもらい、レクチャーを受ける。
珪藻土は調湿性能が売りだが
実際は各社結構その差があり
比較資料をみる限り、その性能は群を抜いているとの事。
ただその性能を最大限に引き出そうとすると
壁色が土色を帯びてしまう。
開口部計画の難しいこの狭小住宅では
内部は明るい色彩でまとめたい。
平行して検討しているのが
この材料は、絹延橋うどん研究所で採用した材料なので
壁全体に塗りあげた印象も確認しており、
沿う意味では安心感がある。
共にリーズナブルな左官材料だ。
明るい色調を求めて
今回は後者を選択することになりそうだ。
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