- 榎本 純子
- 神奈川県
- 行政書士
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
水が低い方に流れるように。
ってのが私の昔っからの持論で。
学校の中でストレスが高まると、いわゆるイジメが起こる。
会社の中でストレスが高まると、やっぱりイジメが起こる。
そして、家庭の中でストレスが高まると、DVや児童虐待が起こる。
そんな私にとって、児童虐待で殺される子どもたちは、私たちの全ての罪を背負って十字架に掛けられたキリストのように見えます。
私が初めて持ったまともな夢は、『保健室の先生』でした。
そこそこストレスの高かった私の中学で、私は東京拒否予備軍で、保健室の常連でした。
ベッドで横になって漏れ聞いたいわゆる不良さんたちの愚痴アンド先生の愚痴。
こういう愚痴を吐ける対象である保健室の先生になりたいと心から願ったのです。
虐待をしてしまう親は、DVをしてしまう夫は(あるいは妻は)、強力なストレスを受けて、家庭の中で弱者である子どもや妻(あるいは夫)にストレスを流しているんじゃないか。
家庭の中では強者だけど、社会の中では弱者である彼らは、受けたストレスを家庭で吐き出してしまうのです。
でも人は、時によって世の中から受けたストレスを自分でかかえきれるほど強くはない。
そもそも、それだけ強かったら、ストレスは流れてこないのです。
だから、壊れそうになってる人たちに。
家庭にストレスを吐き出して、大切な人に取り返しのつかないことをしてしまう前に。
私の中に吐いてください。
ハナをかんだティッシュをゴミ箱の中に捨てるように。
そして私は、吐き出されたストレスをはらぺこあおむしくんのように食べ続けられるMONSTERになりたいと心から願うのです。