新たに、矯正インプラント埋入用、電動エンジンのオルソニアを導入しました。
矯正用インプラントは矯正医の中で数年前から行われているのですが
・今まで難しかった方向に歯を動かせる。
・動かしたい歯だけを動かすことができる、
・たくさんの歯を一度に動かすことができる。
など、それまでの矯正治療をの常識を覆すくらいの衝撃でした。
しかし、矯正用インプラントアンカーは論文などの文献でも10~20%程度は必ず脱離することが報告されています。
実際に僕のクリニックでも脱離します。
そのため少しでも脱落率を減らすことが重要です。
いままで、矯正用インプラントを埋入するのは手動で行っていました。
その場合、どんなにゆっくり行っても、手を回すたびに先端のシャフトがブレてしまうのが悩みでした。
今回、新たに電動用のインプラントアンカー埋入が発売されたと聞き、早速、デモ器を使わせていただきました。
ボタンを押して回転スピードやトルク力、回転方向を調整することができます。
使ってみると、とても良かったのですぐに導入することにいたしました。
以下のメリットが考えられます。
1、埋入速度が超低速でしかも、埋入部のトルク力も設定できるためにインプラントが折れるリスクがない。
2、シャフトの先端部位のブレがないので埋入部の皮質骨を広げにくくなり安定して定着しやすくなる。
3、スピードが遅いので痛みが少ない。
動画でオルソニアはまっすぐ入っていてブレが少ないのがわかります。
より安全な治療が行えるようにがんばります。
このコラムの執筆専門家
- 東海林 貴大
- (東京都 / 歯科医師)
- 医療法人社団渋谷矯正歯科 院長
見えない裏側矯正の専門家
歯並びやかみ合わせに悩まれている患者さんのために誰にも気がつかれずにきれいになることができる裏側矯正の臨床に日々取り組んでいます。モットーは「つねに患者さん目線で診療すること」すこしでもたくさんの患者さんを幸せにするために頑張ります。
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