打算的同居・・・その心は!? - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

宮原 謙治
霧島住宅株式会社 
工務店

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対象:住宅設計・構造

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打算的同居・・・その心は!?

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二世帯住宅と三世代同居住宅
『家庭生活において住環境のもたらす陰・陽のサイクル―?』

 家相学は 「陰陽五行説」 の一部にある学問で、紀元前二十一世紀、今より四千年前に中国大陸にて伏義という人によってつくられたと聞いて居ります。また、大撓 (ダイドウ) は十千十二支を、剴 (センギョク) は暦をつくり、朝鮮半島を通って日本に伝わり、推古天皇の時代聖徳太子によって臣下に伝えられ、江戸時代に入って庶民のものとなったようです。

 易学は偉大なる自然科学によって自然の法則を解明し、近代科学の基礎となって居ることは、皆様がご承知の通りでありますが、ただ残念なことには、純粋であるべき学問が人間の弱点を衝いて、人心に不安を与え、そのことを業として利用されてきたために、冷静な庶民の不信を買ってしまったことです。

 正しく利用されるべき学問が、善良なる庶民の弱点を指摘して、弱さにつけこむような商売をしたために、救われない者の反感を生じさせました。苦しき者、弱き者は 「溺れる者 藁をもつかむ」 のたとえ通り、学問の真理を理解するでなく、ただ盲信をして、効果を期待しました。どのような人間も弱点があります。また将来に対する不安があります。その理由は将来つまり先を予測できないからです。(続く)