- 林 秀成
- 上席プロデューサー
- 福岡県
- 建築プロデューサー
対象:住宅設計・構造
家は人生のなかで最も大きな買物のひとつといわれますね。
コツコツ貯めてきたお金、そしてこれから一生懸命働きながら得ていく大切なお金を使うのですから予算、資金計画はしっかりと考えたいものです。
「木を見て森を見ず」という言葉があります。
細かなことに気を取られ過ぎて全体像を見ないという例えですね。
家づくりでは百円とか千円といった単位にあまりこだわり過ぎると計画の全体像が見えにくくなりますが、せめて万単位のお金にはシビアになるよう心掛けるようにしましょう。
私の経験では、万単位のお金に無頓着な方は、あっという間に数十万円のコストアップにも痛みを感じなくなります。
もし「○万円くらいいいか・・・」と思い始めたら「金銭感覚」が麻痺してきたと感じて軌道修正してください。
一度立ち止まって「本当に必要なものか」冷静に考えてみて、必要ならば自分自身に「OK」出しすればいいんです。
日々の生活のなかで努力の末に蓄えてきた尊いお金の使い道をよくよく考えてみることも必要です。
そして日ごろ養った「安くていいモノを見分けて買う」能力を人生最大の買物で存分に活かしていきましょう。
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