個人力に - 建築家への相談 - 専門家プロファイル

関本 竜太
株式会社リオタデザイン 代表取締役
建築家
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個人力に

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生活

少し前からどうしようか迷っていた自身のサイトをリニューアルすることにした.
誰にお願いしようか,飛び込みも含めいくつかの所から熱心なアプローチももらっていたのだけれど,最後は自分が惚れ込んだデザイナーさんに自ら電話してお願いすることにした.
(お断りすることになってしまった方,申し訳ありません!)

今回の経験を通して,サイトと家づくりはよく似ていると思った.
今回いくつかアプローチを頂いていた方の中には,センスの良いテンプレートを数多く揃え,合理的な進め方で良心的価格でやるところもあったし,キーワード検索に対応したSEO対策に力を注ぐべきと一流企業並のプレゼンをして下さったところもあった.

そしてそれのどれもが魅力的だったし,どこに委ねてもそれなりに良いものになるような気もした.そこで立ち止まり,深く考えることをしなければおそらくそこであっさり契約していたかもしれない.(そう,やっぱり日本の企業は優秀だ!)

けれども悩んだ末に,僕は個人のデザイナーさんにお願いすることにした.
もちろんアプローチももらっていない.ドキドキしながら,断られるかもしれないと思いながら電話した.実際に今とても忙しく,急ぎならできないと言われてしまったのだけれど,急ぎではないこと,というかむしろじっくり時間をかけたいこと,そのデザイナーさんの作品に惚れ込んでいることを伝えると,最後には「是非やらせてほしい」とおっしゃって頂いた.

昨日は早速デザイナーさんもやってきて,ざっくばらんな四方山話をずっとしていた.
サイト構成など具体的なことはほとんど話さなかった気がする.設計で考えていること,生き方やデザインのプロセスを巡ってのこと,何が本質で何が大切なのかということについて夢中で話すうちに,自分が求めていたのはつまりこういうプロセスだったのだとあらためて気づいた.

今からどんなサイトができるのか,サイトができること自体よりも,自分が発した言葉や作品から相手がなにを受け止め,それがどういう形になるのか,そのプロセスになによりわくわくしている.きっとクライアントというのは,みんなこういう気持ちなんだなと思った.

デザイナーさんがこれを読んでいたら,きっと計り知れないプレッシャーを感じていることと思いますが(笑),どうかじっくりのんびり,お付き合い頂ければと思います.
(あ,それと設計事務所かハウスメーカーかで悩んでいるそこのあなた.どうか後悔しない選択肢を選ばれることをお勧めします!)

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