本来の射程 - コラム - 専門家プロファイル

須永豪・サバイバルデザイン 
長野県
建築家
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

本来の射程

- good

■2005.10.26(wed)
以前にもホワイトバンドのことを書いたのだが、
あの呼びかけ自体は否定するつもりはない。
300円の使途が寄付ではなくても、
「政治家を動かそうぜ」という呼びかけなのだから、
それが有効に使われるのであればOKだろう。
国のトップに切り込んでいくためには経費も掛かることだろう。
裏金だって必要なのかもしれない。
プロセスの正義が感じられなかったとしても、
結果それで恵まれない人が救われるのであれば、それでいいと思う。
裏金があるかないかは別にしたって、
ガラス張りの会計であっては、実際のところ何もできないだろう。
ブラックボックスの向こうにも人の善意があるなら、否定しない。
しかし、日本でのホワイトバンドは、(よその国のことは知らないが)
つまらないところでゴタゴタしているうちに、本来の射程を失ってしまったように見える。
僕はべつにアンチ・ホワイトバンドなのではなく、
ただ残念なのである。
やろうとしていたのは良いおこないだったハズなのに、
その方法を誤って、大きな関心を引きつけたままコケてしまった。
「ほっとけない」なんて、妙なコピーつけないで、
もっと真正面から正直にやってくれていたら良かったのになぁ。
関心はあったけど、なんか気持ち悪いってんで躊躇していたひと、
僕もそうだが結構いるのではないかな?
「不遇な人がいる、そのことを残念に思う」ということが、
ファッションとも流行ともビジネスとも無縁のところで、
素直に意思表示ができるようになることを心から願っています。
いまはとりあえず、ひとつだけホワイトバンドを買って(でもそれは着用せず)、
あとはユニセフに募金します。
 |  コラム一覧 | 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(長野県 / 建築家)
須永豪・サバイバルデザイン 

人間らしい「サバイバル」ってなんだろう?

安心して寄り掛かれるおおきな木のような存在感と、ジャングルジムのような自由さと、楽器のような豊かな響きがある空間。そういうものを、木でつくりたい。