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茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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お肌の大敵!?健康の味方!?紫外線との上手なつきあい方(4)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・以上のように紫外線への過剰な暴露にはいくつもの侮れない弊害がありますが、とりわけ気をつけなければならないのは子供に対する暴露です。皮膚ガンやシワ、シミなどは主として中高年になって発生するため子供は無縁と考えがちですが、子供の時から充分に注意しなければ、取り返しのつかないことになりかねません。

子供の細胞は成長速度が速く活発に分裂するため、紫外線によって上記の遺伝子への障害が成人よりも高率に現れやすく、将来の皮膚ガンやシミ、シワなどの発生に結びつきやすいのです。実際にオーストラリアや米国カリフォルニアなどでは子供に対する日焼け防止の方策が神経質なほどにとられています。

例えば学校では、午前中のうちに降り注ぐ紫外線量を測定して日中に外で遊べる時間に上限を設けており、遊ぶ際には長袖に帽子着用の上、顔や手に日焼け止めクリームを塗るなどの徹底ぶりです。また校庭には大きい木を植え、鉄棒などの遊具には日光をさえぎる屋根を設けるなどの工夫もされています。

日本でも遅れ馳せながら紫外線の弊害が認識されるようになり、歴代の母子健康手帳から「日光浴」を勧める一文が消されました。代わりに「外気浴」といって外の空気に体を慣らして体力を養うことが推奨され、紫外線への暴露を伴う日光浴はむしろ忌避する方向に軌道修正されつつあります。

ところで紫外線の影響は様々な条件によって左右されます。晴天の日に紫外線量が多いのは当然ですが、それに比較して雨天の日で20~30%の紫外線量、薄曇りの日では晴天に比べて50~80%の紫外線量があると言われています。日光の豊富な季節では、たとえ曇っていても油断は禁物なのです。

また木陰や建物の陰であれば大丈夫かというと、必ずしもそうとは限りません。この場合、確かに頭上からの直接の日光は浴びずに済みますが、空中での散乱や地表からの反射によって、直射の場合の40~50%の紫外線を浴びてしまうのです。日陰であれば安心かというと、そうでもないのです。

それ以外に注意が必要なのは標高の高い所です。登山では1000m登る毎に6~10%くらいの割合で紫外線が強くなってきます。標高が高いほど、チリやホコリなど紫外線を吸収してくれるものが減ってくるからです。実際にチベットやネパールなどの高地に住む人やシミやシワなど皮膚のトラブルが多いという統計があります・・(続く)

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