春眠暁を覚えず - マッサージ・手技療法全般 - 専門家プロファイル

滝山 博行
鍼 覚王院 シャローム治療室 院長
神奈川県
鍼灸師

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対象:マッサージ・手技療法

檜垣 暁子
(カイロプラクティック理学士)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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春先からこの頃の季節にかけては、乗り物の中でも、公共施設のベンチなどでも、よく居眠りしている人達を多く見かけます。

これは日本人に見られる特徴的な光景ですが、季節の変わり目に体が冬型から夏型に移行するために、眠りを要求するものです。

この時期に質のよい睡眠が取れないでいると、この梅雨時に体の不調を訴えたり、夏バテの原因になります。

勿論、一年を通じて、規則正しいリズミカルな生活が、健康に最良なことは言うまでもありません。
特に女性は季節の変わり目が大事です。春先は2月から体の変化が始まり、秋口は8月のお盆過ぎから体の変化が始まります。

肉体的疲労回復だけなら、体を横にしていれば、かなり回復するものですが、脳は睡眠によって回復します。ホルモンの調整は脳からの指令によりますから、特に季節の変わり目に、よい睡眠が取れているか否かということが、女性の不定愁訴に大きく関係してきます。

中国4000年の歴史に育まれてきた鍼灸医学は、ツボの組合せにより脳に刺激が伝達されて、体に備わっている自然治癒力を促します。

鍼灸治療は、痛みや愁訴を個別に追いかける現代医学の病名治療とは異なり、体の環境を整えることにより痛みや愁訴を解決する自然の理に適った治療法と言えます。