高断熱デザイン住宅お任せnet  新春のご挨拶 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

野平 史彦
株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
千葉県
建築家
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高断熱デザイン住宅お任せnet  新春のご挨拶

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新年あけましておめでとうございます。
(株)野平都市建築研究所は、昨年12月に「高断熱デザイン住宅お任せnet」としてウェブサイトを完全リニュアルしました。家づくりをお考えの皆様には今一度ご覧頂ければ幸いです。
 
 さて、昨年はとうとう戦後60年続いた自民党政権から新政権に代わったり、新型インフルエンザが流行したりして、昨年の一字は「新」という文字が選ばれましたが、何か違和感がありますね?
 新しい時代が始まるというなら、何かワクワクする様な明るい期待感があるものですが、バブルが弾けて失われた10年と言われた後には更なる不況の荒しです。私の廻りでも一部上場の企業に勤めていた人が早期退職制度とかいうリストラ策で、時給いくらの塾の先生になっていたり、会社を3つも持っていた人が警備員のバイトをしていたりと、大変過酷な時代になってきていることを肌で感じます。

 私は今、「如何に石油化学建材を使わずに家を造るか」ということに腐心していますが、それは単に自然素材ブームに乗ってのことではありません。「自然素材を使った家づくりを」という要求は確かに多くなって来ましたが、私はその度毎に「自然素材=健康」ではない、ということを説明しなければなりません。即ち、自然素材を使うベースができていない家でいくら自然素材を使っても健康な家にはならない、ということを知ってもらわなければならない訳です。日本の家は「木の家」です。木の家というのはまず「壁の中で結露しない」ということが、その家の健康と、そしてそこに暮らす人の健康を守る最も基本的な条件となります。しかし、この基本をクリアできる住宅というのは今でも殆どありません。高気密・高断熱住宅というのは、実はその基本をクリアするための最も有効な手段として温暖地においても造られる様になって来ましたが、「断熱」の意識が乏しいこの地にあっては、正しい断熱の方法を知らないまま返って危険な住宅が造られている場合が多く、なかなか自然素材が活きる家にはなっていないのが現実と言えるでしょう。まあ、この辺の話しは私共のサイトの「住宅断熱基礎講座」でもご覧頂ければいいのですが、私がここで問題にしたいのは「石油化学建材」についてです。

 石油の消費量が格段に伸びたのは20世紀に入って石油化学の発展により様々なものが石油から作られる様になったからです。それは燃料として使用する量の4倍もあるのですから、CO2削減対策としてまず考えなければならないのは石油を原料としたものづくりを如何に減らしてゆくか、ということを考えなければなりません。特に住宅に用いられている石油化学建材は概ね「湿気を通し難い」という性質をもったものであり、基本的に日本の家づくりには不向きなものなのです。この石油化学建材が日本の家を不健康なものとし、その寿命を短くしてしまったと言っても過言ではありません。

 また、このことは昨年の年頭のご挨拶でも書きましたが、「石油」から脱却する事ができれば、これほど日本の安全保障にとって有益な事はありません。戦争は概ねこの石油の取り合いによって引き起こされるものだからです。実際、現在の日本は自然エネルギーだけで国内で消費するエネルギーの総てを賄える技術を持っているのです。この不況の時代にこそ、エネルギー政策の大転換を行ない、新たな産業を興し、雇用を創出する。戦後復興期の日本の様に、皆が頑張ればまた豊かな未来が待っている、そんなビジョンが求められているのではないでしょうか?

 いい歳をして母親から子供手当を貰っているおぼっちゃん首相を頼りにはできませんが、今年は日本の底力が何か明るい方向性を見出してゆく様な気がしています。皆さんにとっても、良い年であります様に、お祈り申し上げます。
 
<船橋建築塾からのお知らせ>
今月の建築塾は 1月23日(土)に、「大きな木の下の家」の構造見学会を行ないます。
平屋の小さなお宅ですが、風車の様な梁が掛かった面白い構造をした家です。

現場は勝手に侵入できない敷地内にあるため、参加者は10:30までに一旦私共の事務所に集合し、私共の車で現地に向かいます。
見学は現場の作業の邪魔にならない様、12:00〜13:00の昼休み時間に行ないますので、途中で昼食を取るか、コンビニ弁当を買って、見学後に現地で昼食をとることとします。
参加をご希望の方は、私共のサイトの「船橋建築塾へのお誘い」から申し込みをして下さい。
尚、船橋建築塾では、いつもはお茶代として1000円の会費を頂いておりますが、今回は各自昼食代がかかるので、会費はなしとします。

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