- 山内 浩司
- 歯科医師・院長
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
上の写真は、術前術後の上顎レントゲン写真と、術後の口腔内写真です。患者さまは仮歯の状態で私のところに転院されていらっしゃいました。
【治療計画】 そもそも仮歯の部分はすべて歯冠の全周を削ってしまってある為、そのままブリッジでもいいかも?しれませんね??・・・答えはノーです。
では、どうしたの?・・・インプラントを最小範囲(1本)植立させていただきました。それはなぜ??
ブリッジにするには、支台が両端に2本なければなりません。ところが、写真でいうと向かって右側は、飛び石での支台になってしまいますね。これをつなげるのはノーなんです。噛む力の応力の関係で、5ユニットのブリッジにした場合、3本中1本は必ずすぐに悪くなってしまうと言われているからです。
これは、クロスアーチスプリントやオクルーザルリコンストラクションが全盛の15年前からの常識です。もし、ブリッジにて設計する場合には、どこかにKey&Keywayなどの緩衝装置が必要になります。実際の橋もある程度揺れるように設計されているものです。
でも、今はインプラントがありますよね。ならば、1箇所はインプラントにして、ブリッジは3ユニットのブリッジ1つにすればよいわけです。シンプルに設計させていただきました。
●がインプラントを歯根の代わりにしてセラミックスを被せさせていただいた所です。
今では、“笑えるし”“良く噛めるし”なんといっても長年の顎関節症もなくなりました、と嬉しい結果を迎えることが出来ました。