米国では「一日5皿運動」というスローガンがあり、新鮮な野菜と果物を毎日5皿以上食べましょう、と謳われています。米国人の5皿ですので、日本人の感覚では10皿近くのボリュームになりそうです。それだけ野菜と果物を一生懸命食べているのです。
逆に甘い清涼飲料水や揚げ物、甘いお菓子、分厚いステーキなどは敬遠される傾向にあります。野菜と並んで豆腐や納豆、玄米などの日本食が健康志向の人たちにもてはやされています。また米国人は日本人に輪をかけて、サプリメントをよく飲みます。
新鮮な生野菜や果物にはビタミンやミネラル、食物繊維、酵素の類が豊富で、また生の植物特有の生理活性物質が含まれています。ポリフェノールやイソフラボン、リコピンなどがその一例です。これらの有効成分が体に活力をもたらし解毒作用を発揮して、各種の病気を予防します。
従って、日本人も米国人に習って野菜や果物を豊富に摂り、また日本人が古来食べてきた玄米や豆腐、納豆、海藻などを充分に食べ、適量の魚や肉を摂っていれば、今よりも健康になるはずです。実際にそのような食生活で病気を改善した人は多数います。
それならば、野菜を中心としたナチュラルで健康的な食生活を送っていれば栄養バランスが整い、充分満足な健康が得られるのでしょうか。もしそうだとすると高価なサプリメントなどは一切要らないはずです・・(続く)
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このコラムの執筆専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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