光が丘のチークハウスのLD空間は、かつては6畳の和室・小さな居間・それらをつなぐ廊下と、間仕切壁で細々と区切られていました。
今回のリフォームでは、それらの間仕切壁をすべてとりはらい、広いワンルーム空間を基本とする間取りに変更。開放的で一体感のある住まいとなりました。
リビングダイニングの南面はバルコニーに面していて、一日を通して外光がたっぷり射し込みます。
バルコニーにもデッキを敷いて床をつなぎ、リビングとの一体感を高めています。(写真では分かりにくくて申し訳ありません。)
玄関から入って左側がリビングゾーン。
壁面に沿って、チークのフローリングと面材を合わせた造り付け収納を設置。
大型テレビはなるべく存在感を主張しないよう、壁面に埋め込み、AV機器はその下のカウンター収納の中におさめられています。スピーカーもあらかじめ配線し、天井に埋め込まれているので、テレビの周囲をすっきりと保つことができます。
カウンター収納の右側の天井いっぱいの収納は、上部にエアコン、その下は仏壇置場になっています。
最近では和室のない間取りも増え、仏壇を置く場所に悩む方も多いと思います。
仏壇の向きや配置には地方や宗派によりさまざまなケースがあると思いますが、一般には「家族がいつも居る賑やかな場所」が適しているようです。
光が丘のチークハウスでは、人が集うリビングの片隅に配置しながら、来客時などに隠せるよう、扉をつけました。扉は開けた状態でもおさまり良く左右へ内蔵できるようにしています。
現在は、これらの収納の手前部分にゆったりとしたソファが置かれ、日々寛いでいらっしゃるようです。
さて、テレビの左側には小さな窓があります。
これはどこに通じているかといいますと・・・後日、またご紹介したいと思います。
村上建築設計室