「変動金利と長期固定金利」 - 住宅ローン全般 - 専門家プロファイル

山下 幸子
独立系FP事務所山下FP企画 代表・株)エイム西宮オフィス代表
兵庫県
ファイナンシャルプランナー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:住宅資金・住宅ローン

柴垣 和哉
柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)
三島木 英雄
(ファイナンシャルプランナー)
平野 直子
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2016年12月10日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

「変動金利と長期固定金利」

- good

  1. マネー
  2. 住宅資金・住宅ローン
  3. 住宅ローン全般
住宅ローンを借りるとき、変動金利、長期固定金利か、どの住宅ローンのタイプを選ぶかで、悩まれているようです。


長期固定金利タイプ・・・・金利上昇のリスク(世の中の金利が上昇しても、返済金額は借りたときのままで、一定、つまり返済金額はずっと変わらないもの)がない。
金利の総額は確定するが、変動金利や短期固定金利にくらべ、金利が高め。
代表的なもの・・・フラット35(住宅金融支援機構)借入審査基準を満たせば、頭金ゼロで借入可能。

変動金利・・・・・・・・銀行の優遇金利もあって、かなりの低金利。
ただし世の中の金利が上昇すれば、返済金額も上昇(ただし5年間返済金額はかわらず、金利と元金の比率が金利の状態によって変化するが、ローンそのものはきちんと返しているので、元金がどれだけ減ったかは判りにくい)。
返済金額の総額は返済が終了するまで、わからない。
代表的なもの・・・銀行の住宅ローン


長期固定金利が平均3%とすると変動金利が平均1.3%ぐらい(いずれも優遇金利適用後)
この金利差1.7%はじつはかなり大きいのです。

返済金額3000万円 35年 3.0%(長期固定金利) 返済金額・・・・115,455円(月々)
   〃      〃  1.3% (変動金利)  返済金額(当面)・・88,944円(月々)

返済金額が35年、ずっと変わらない安心を得られる長期固定が「安心」が魅力となりそうですが、さて、変動金利は、金利上昇リスクはあるものの、長期固定金利との差が今現在、毎月26,500円も違うと,景気回復もまだまだのようだし、変動でいいかな?ということで、目先の金利の安さを優先して「変動」を選んでいる方が多いようです。

たしかに、「変動」で35年間永遠に1.3%、住宅ローンを返済する立場であれば、永遠に続いてほしい!と神に祈る?かもしれませんね。
ですが、この低金利が続く保証はありません。景気回復になれば、金利は上昇、
返済金額がアップする。ただ、そのときがいつであるか、ピタリと予想することは、誰にもわからないことなのです。

資産運用の世界では、「リスクをとるかわりに、リターンを得る」といいますが、
住宅ローンで、「変動金利を選ぶ」=「リスクを選択している」ことになります。

資産運用では、投資するお金は、あくまでも余裕資金、という位置づけで(そうでない方もいますが)投資します。

では、住宅ローンも、同じように考えればいいでしょうか?
答えはNOです。
そもそも「住宅ローン」は「投資」とは違います。
住宅ローンは、何千万という借金です。その借金があまりにも巨大になると毎日の生活に影響し、住宅ローンの返済のために、〇〇をやめなくていけない・・・と予定していたライフプランにしわ寄せがきます。それだけだったら良いのですが、返済に行き詰まりせっかく手に入れたマイホームを手放すことにもなりかねません。

もしも金利が上昇したら・・・
もっと踏み込んで、もしも金利が1%上昇したら?いぅら返済金額は増える?ぐらいは、しっかり把握しておきたいものです。


「金利が上がったら、その時、固定金利にシフトしたらいいじゃない?」というご意見もあります。

たしかに、そうですが、世の中の金利が上昇し、変動金利が上昇していると、(今より何%アップかわかりませんが)長期固定金利も上昇していませんか?

あわてて、借り換えに走る・・・
こんなことなら、最初から・・・とならないように住宅ローンの返済計画を考えましょう。

一口に住宅ローンの返済計画と言っても、

・住宅ローンのタイプの選択
・住宅ローンの期間
・頭金の有無
・繰り上げ返済計画
・教育資金計画・老後資金計画との関係

それぞれ検討していく項目があります。次回は、具体的な返済計画についてのお話です。