新丸ビル閉館!? - 住宅設備全般 - 専門家プロファイル

松本 一郎
株式会社松本ステインドグラス製作所 
インテリアデザイナー

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対象:住宅設備

大谷 正浩
(住宅設備コーディネーター)

閲覧数順 2016年12月08日更新

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新丸ビル閉館!?

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歴史探訪
今日はステンドグラスの話題ではありません。

 

新丸ビルオープン


いよいよ先日オープンしましたね。
私も建築工事に関わりましたので、思い入れも一倍強いです。

タイトルを見てレビューかと訪れた方、ダマすようですみません^^;
時間が無く、まだ外観しか見てないのです。

さて、私が関わったのは、旧新丸ビル閉館後、解体工事(平成16年度)の頃でした。
  
   

昭和27年にできた当時超高層ビル 


旧新丸ビルは昭和27年にできた当時超高層ビルでした。

外壁はガラスで覆われていましたが、そのガラスは今では貴重な「ゆがみガラス」で、枚数にして約4500枚。
日本には、まだフロートガラスを量産する技術がなかった頃です。

これをすべて取り外し、保存しようというプロジェクトでした。



ガラスを取り外す 


ガラスは今のように、枠の中にビスで取り付けられているのではなくて、
T型のサッシに、パテ(粘土のようなもので乾燥後硬化)で固定されていたのです。

外周のパテを崩し、ガラスを撤去するには時間も予算もありませんし、
今ではできる職人も少なくなってきています。
頭を悩ませ、色々とシミュレーションを繰り返した結果、
ガラスの内側に線を数本入れ、吸盤で引っ張って抜く方法に至りました。

保存したガラスは平均W550×H950、約3500枚に及び、すべて洗浄し、A〜Dのランク付けをして、
今後丸の内に復元される某建築物に再利用される計画です。

旧新丸ビルは、他にもエッチング、モザイク、大理石など、当時の技術もたくさん詰まっていた素晴らしい建物でした。

新丸には、こんな隠れた話題もあったんですよ。


こういった話題に興味のある方は、三信ビルなんかも見てください。
▼三信ビル保存プロジェクト
http://www.citta-materia.org/sanshin.php?itemid=176&catid=24