イナテーク!放送アーカイブの未来系 #3 - 販促・プロモーション戦略 - 専門家プロファイル

山藤 惠三
有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
東京都
クリエイティブディレクター

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対象:販促・プロモーション

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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イナテーク!放送アーカイブの未来系 #3

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メディアと映画、ずっと楽しい関係。 TVの行方、これからのテレビは?
隅田川花火大会に参加してきました、隅田川から打ち上げられる花火は、実はとても狭いエリアで打ち上げられています。打ち上げ花火師さんたちの努力と技術に裏打ちされているのですね。

こんにちは、山藤(サンドウ)です。

メディアの可能性を探る!
人気コラムのシリーズ「イナテーク!放送アーカイブの未来系」 第三弾です。

今回のシリーズは、世界的に放送文化の注目を集めている、フランス、イナテークについて、
興味深い報告がありましたので、放送アーカイブの未来系として書いてゆきます。

前回のポイントとしては、

20世紀は、TV番組は、コンテンツを外部から見て研究する領域であった。


21世紀は、情報メディアを内部から、多面的に研究できる領域へと進化する。



映像メディアを、フローではなく、ストックとして考え、あいまいな記憶ではなく、
確かな記録に基づいて研究できるようになったことが、大変重要な要素であること。

二重の意味での情報メディアのストック化



ロード所長は、全てのテレビの歴史的厚みを、記録化、平面化できるようになった。
それぞれの番組は、分離集合できるようになり、時間は一平面状におかれることになる。
と言います。

ちょっと難しいですが、
今まで時代の空気の中で、見るだけだったTV媒体が研究対象の素材として、また、
あいまいな記憶から、
リアルな人類の記録として、再構築、可視化できるということです。

SF映画ではないですが、マトリックスのような映像イメージのストックが可能になってきたのです、それを、''水平にも並列にも並べて、調査、研究、分析ができるようになる''のです。


TV番組を制作する、TVマン、ドキュメンタリストたちは、現在に視点を置き、
21世紀のアーカイブス研究は、過去と未来に視点を置く。
のが、これからの映像メディアの地平線なのかもしれません。

これは、人間にとって、また、人類にとってどんな影響を与えてゆくのか?
とても、大きなテーマで、また大変楽しい考え方で、
久しぶりに、私の脳みそはブンブンと揺さぶられたシンポジウムでした。

つづく。

パネリスト :
東京大学大学院情報学環教授 石田 英敬
東京藝術大学代が鵜イン映像研究課長 藤幡正樹
NHK放送文化研究所 桜井 均
放送大学教授 付属図書館長 柏倉康夫

オールアバウト/専門プロファイル、山藤