- 藤田 将友
- 株式会社Rバンク
- 不動産コンサルタント
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
今回はその続きですが、シェアハウスには、急速な市場規模の拡大が起こりづらいため、
しばらくは、現状の 需要>供給という形が続くでしょうという締めくくりでした。
何故、供給量が大きく増えていかないのか?
ズバリ「不動産業者が大家さんにはシェアハウスを勧めない!」からです。
不動産経営をしている大家さんや法人は、多くについてお付きの不動産業者がいて、物件
の管理を行なっています。
シェアハウスは、不動産業界では、慣例となっている礼金制度という考え方がありません。
多くの場合、賃貸を借りる際に、支払われる礼金の内1ヶ月分は、管理する不動産業者への
報酬となります。
シェアハウスでは、礼金といった取り方ができないため、募集をする不動産業者の取り分が
減ってしまうと考えられるます。
更に、一般的な不動産管理は、ほとんど手間がかかりません。入居者からのクレーム対応等
も、それ程、頻繁に起こるわけではなく、黙っていても、毎月管理委託料という手数料を
頂けます。
シェアハウスでは、そうはいかないケースが多いのです。
シェアハウスは、共同生活のため、入居者間でのトラブルや要望が多く発生するケースが
あります。それに対応するのは、管理している会社です。当然、手間は増えます。
そのため、シェアハウスについて、良いイメージを持っている不動産会社はまだまだ少ないの
ではないかと考えています。
弊社では、商品の一つとして「シェアハウス」を積極的に紹介しています。
なぜなら、このような手間をかけても、シェアハウスには魅力的なポイントが多いからです。
次回は、シェアハウスのメリット(大家編)をレポートします。
シェアハウスのコンサルティングは、株式会社Rバンクへ TEL:03-5728-7720