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閲覧数順 2024年04月18日更新

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予防医療に於けるITを活用した情報共有(4)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心の不安・性格改善
  3. 心の不安・性格改善全般
(続き)・・従って上記のように、日常的な情報共有と質疑応答は、定期の診察前に予めある程度完結させておき、限られた時間の診察時には、面と向かった時でしか対応できないような事柄に集中します。例えば身体診察や重要事項の確認・決定、場合によりコーチング・カウンセリングなどがそれに該当します。

 いわゆる予防医療システムでは、自覚症状や生活習慣、検査データなどの情報を端末に入力することにより、ある程度自動的に、推奨される食事療法や補うべき栄養成分、必要な運動などが画面に表示されます。この場合それを採用するかどうかは、医師の判断と本人の選択によって最終決定されます。

 つまり、一つには医師のプロとしての見解があります。プログラム上は「A」というサプリが推奨されたけれども、医師としての経験や個人的判断から、むしろ「B」というサプリを勧めることもあり得ます。また患者には好みやこだわりがあり、「C」というサプリを選ぶかも知れません。

 判断の基準は多岐にわたり、究極的には患者が「どうなりたい」かに掛かっています。どういう健康状態を手に入れたいのか、医療者はそれをよく見極める必要があります。もしそれが患者の思い違いから、健康を阻害しかねない判断だった場合には、時として医療者は苦言を呈し、改めさせる必要があります。

 場合によっては、それまで服用していた薬やサプリなどを中止・減量することも可能です。システムによって推奨される治療法が打ち出され、コーチングによって「あるべき姿」が明確になれば、要らない物、時には有害な物があぶり出される可能性があります。ということは治療費の節約や、副作用の軽減にもつながるのです。

 患者の「自主性」を尊重することは、クリニック経営の生命線です。コーチング的アプローチによって、患者の自主性を尊重した診療を提供し、不足しがちな情報共有をITによって補うという経営形態は、これからの医療のあり方を変革するものとして、大いに普及すべきと考えます。
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