- 本間 卓哉
- 企画マーケティング部 リーダー
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
あなたの「お客様」とはどんな方でしょうか?
健康食品の通販サイトであれば、「健康に関心のある女性」でしょうか。
IT関連のサイトであれば「ITに興味のある人全般」かもしれません。
しかしたったこれだけでは、
そのお客様がどんな人かはわからないですよね。
ましてや、サイトに来ていただいたお客様に共感してもらったり、
さらには感動してもらったり、ということは結びつかないかと思います。
お客様にとっては、よくあるひとつのサイトとして埋没してしまうでしょう。
今回は、お客様のイメージを具体化することによって、サイトに来ていただいた
お客様に共感してもらったり、さらには感動してもらうために必要な、
「ペルソナ」という手法について、お話をしていきたいと思います。
ペルソナとは何か
まずは、ペルソナの定義ですが、
「企業が提供する製品・サービスの最も重要で象徴的なユーザーモデル」
となります。
もちろん、これだけでは何が何やらわかりませんね。
ゆっくり特徴を追いながら説明します。
ペルソナには以下のような特徴あります。
1)名前がある
ペルソナには名前があります。もちろん仮名で構いませんが、
「ペルソナ」とか「その人」、「お客様」と言うより親近感が
持てます。
2)顔がある
人には顔を覚える能力が備わっているそうです。
顔があることによって、ペルソナをよりイメージしやすくなります。
3)属性
その人の性別、年齢、職業等も記載します。
4)詳細なストーリー
ペルソナではこれがもっとも重要となります。
属性といったターゲットを設定しているケースは多いかと思うのですが、
その人がどんな背景を持っていて、サイトを見るときどんな風に感じてい
るのかということまで掘り下げて記述するのが、ペルソナです!
そして以上4つの要素を1枚のシート(用紙)にまとめたものがペルソナに
なります。
【ペルソナ作りのまとめ】-----------------------------------------
ターゲット層を設定したら、そのターゲット層を徹底して洞察(インサイト)し、
そこから浮かんできたイメージを具体化していく作業をおこないます。
その際に、名前や顔をそのイメージに付け加え、1人の人物像として
ストーリーを作っていき、シートにまとめる。
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ペルソナについて、なんとなくはイメージしていただけたでしょうか。
次回はペルソナを使うメリット〜導入編〜について話したいと思います。