http://profile.ne.jp/pf/ysc-kaigyou/qa/detail/1197
偽装請負 が問題となっています。
平成16年の労働者派遣法の改正にともない、もともと派遣NG業種であった製造業への派遣が解禁され、暫定措置として設けられた派遣期間の制限 1年 が この3月1日より他業種と同じ ''3年'' に延長されることとなり、業界はビジネスチャンス拡大に競争激化の様相を呈しています。
しかしこの規制緩和の動きと併行するかたちで行政の規制強化(問題となっている偽装請負の取締り)の動きが強まっていることはご存知かと思います。
規制緩和 と ''規制強化'' の同時進行
お互い矛盾するような逆モーションになっていて違和感がありますよね。
これらの動きは、請負や派遣という就労形態が国が一番嫌う
・ 身分拘束
・ 中間搾取 (他人の就労に介入して利益を得る行為)
という 前近代的・反社会的な労働関係につながる危険性が高い ことに対する政策的介入です。 さらには事故の際の責任の所在があいまいになりがちでありそこで働く人の保護に欠けるという問題が、不安定な雇用や様々な労働問題の温床になっていることから規制緩和をしつつも取締り強化をセットにして脱法行為を阻止しようとする趣旨です。 そして今問題になってる ''派遣'' や ''請負'' が正にこうした弊害を生む就労形態なのです。
ではここで皆さんに質問です。
『派遣事業は 合法 か 違法 か?』
「世の中に派遣会社はたくさんあって普通に事業をしてるんだから 合法 に決まってるで
しょ」
というお答えが多数かと思いますが… (次コラムへ続く)
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