子供部屋考察1 - エクステリアデザイン - 専門家プロファイル

江藤 繁
有限会社エストア 代表取締役社長
エクステリアコーディネーター

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対象:エクステリア・外構

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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子供部屋考察1

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住宅事情 子供部屋考察
新築の間取りの打ち合わせの際に、リビング・ダイニング・キッチン・脱衣室・お風呂・寝室などの
連絡(動線)を考えながら家族にとって最善の間取りを構築しますが、子供部屋に関しての熟慮が
少ないと感じることが多々あります。

住宅は一般的な買い物と違い長い期間使用出来、使用する人間が成長したり老いることで、
常に使い勝手が良いものでなくてはなりません。

その中でも子供部屋は、使用する人間の成長が著しく、教育上・育成上においても十分な考慮が
必要になることは想像し易いのではないでしょうか。
また、子供はいろいろな成長過程を経ながら親元から巣立って行く存在であり、親も子供の巣立ちを
願っているものと思います。

新築の家に10歳で入居する子供は、10年前後経過すると巣立って行くこととなるでしょう。
もっと言えば10歳で入居する子供は10年程度しか子供部屋・家を使用しないこともあるのです。

そうした中で、子供の成長過程にはいろいろな刺激があり、親から見て積極的に取り組みたいことと
極力取り組みたくないことがあると思います。
また、親子のコミュニケーションを取り合える様にするとか、子供の自立を促せる様にしたいという
思いもあると思います。

こうした親からの子供に対する教育方針・親子のコミュニケーションの方向性・子供の巣立ちを
十分に考慮することが重要なのです。

子供が十数年で巣立ち、使用頻度が急激に無くなる子供部屋の利用状況は、現状維持か物置となることが
殆どで、有効利用が出来ていない事が多いようです。
そして、子供部屋が複数ある場合には尚更有効活用が出来ず、昨今の住宅事情を鑑みても不効率な
使用状況になります。

いずれは子供たちも戻ってくるかもしれないと不効率な使用状況を認識したとしても、子供は
一層成長し、戻ってくる時には世帯を持っていることでしょう。そうすると子供部屋で1世帯が
暮らせる筈もなく、自然と二世帯住宅への建て替えを考える様になることでしょう。

となると、巣立って行く子供部屋をあまり広くせず、夫婦の寝室が子供部屋の隣にあるのであれば
夫婦の寝室自体を広くしたり、クローゼットを広くするなど工夫をして長く家を使用する人に合わせた
間取りを考えるべきでしょう。

つづきは次回とします。