個人でピアノ教室を運営されている先生は、業務も大切ですが、日々のレッスンがメインのお仕事ですよね。
そのレッスンにおいて、重要なのが「教材選び」です。
何を指導のポイントとするかで選ぶ
楽器店に行くと、膨大な教本・教材があって圧倒されます。
この中から、自分の指導に合った教材、生徒さん一人ひとりに合った教材を選ぶということは、容易なことではないですよね。私もそうですが、かなり頭を悩まします。
ですが、いろいろ教材を研究してみると、
「これは自分のレッスンに合ってそうだ」
「この教本は、自分の理念には合わない」
というものが見えてきます。
例えば、導入の基本としてソルフェージュは大切にしたい、とお考えの先生であれば、そういう視点で教材を見るでしょう。
また、とにかく子どもの興味をひきたい、とお考えであれば、イラスト、音符の大きさ、などビジュアルも大切に見ますよね。
ですから教材を選ぶときには、
「自分がどういう指導をしていくか」
という指導方針を明確にすることで、おのずと教材や教本も選定されてきます。
自分のレッスンスタイルをメインに考えると、教本選びも割とスムーズにいきますね。
生徒さんの属性で選ぶ
小さい子に限りませんが、人の性格ってほんとにいろいろですよね。
おとなしい子、活発な子、感情的な子、理知的な子。
性格にもいろいろありますが、そういった属性で教材を選ぶことは、教材選びの一つの方法かもしれません。
教材には、そのものが持つ「雰囲気」というものがあります。
その雰囲気と、生徒さんを照らし合わせたときに、教材と生徒さんとの相性も見えてきます。
また、教材研究をしたり、実際に使用してみると、男の子に合う教材、女の子に合う教材というのも見えてきます。ですから、ご自分なりに
「こういう子にはこの教材」
「こんな性格だからこの教本が合うだろう」
といったような教材のカテゴライズをすると良いと思います。
ビジュアルも大事な要素
教材は、表紙の雰囲気、イラスト、音符の形、デザインの配置など本当にそれぞれ個性があります。
特にイラストは、生徒さんにとって毎日見るものですから、大切なものだと思っています。
そのページで学んだことと、イラストがマッチすることもよくあります。
「あの絵のページは、このことを勉強したな」
というように、視覚と記憶というのは一致することが多いです。
こうなると、たかがイラスト、とは言えないですよね。
私は日々、いろんな教材・教本をながめたりしていますが、私なりに研究したものを、毎週メールマガジンでお届けしてます。これは教本の特徴、使い方など、1冊ずつ厳選してご紹介しています。これまで53冊の教材をご紹介しています。
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