結婚を真剣に考える上で必要なこと - キャリアコーチング - 専門家プロファイル

阿妻 靖史
パーソナルコーチ

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:コーチング

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
喜多見 明日香
喜多見 明日香
(パーソナルコーチ)
咲桜 佳美
(ビジネスコーチ)

閲覧数順 2024年04月18日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

結婚を真剣に考える上で必要なこと

- good

  1. キャリア・仕事
  2. コーチング
  3. キャリアコーチング
恋愛セラピストのあづまです。こんにちは。

 結婚を真剣に考える人と出会いたいあなたへ。
 実は、真剣な出会いさえあれば幸せな結婚ができるわけではありません。

 今から50年以上前は、おそらく「生活のために結婚する」というタイプの結婚もまだ多かったと思います。この場合、相性とか恋愛感情などは関係なく、経済的に支え合えるかどうか、生活していけるかどうかが大事でした。このタイプの結婚であれば、お見合いも、結婚に真剣な相手となら成就する可能性が高く、有効な方法だったと思います。

 しかし、今から30年前ぐらいには既に「恋愛結婚」が主流になりました。自分で「好き」と思える相手を選ぶという形になりました。求める幸せ度が高くなったと言えます。こうなると、ただ出会いさえあればよい、相手も結婚に真剣ならそれでよい、とは言えなくなります。「相性の合う相手との出会い」が必要になったのです。

 そして今は、恋愛結婚して、でも、結婚したらただの家族になってしまうということも避けたい人が増えてきたように思います。結婚しても、ずっと愛情が続く関係でいたい、と真剣に願うようになりました。このように、求める幸せ度がさらに高くなると、相性の合う相手との出会いを求める条件も厳しくなってきますし、長続きする愛を育てるためには、お互いの心の成熟度も高くなければいけません。

 単に出会えば結婚できたという時代は終わってしまったのです。
 今は、相性の合う相手をしっかり見極める目を持ち、相手との愛情を長続きさせられるだけの心の成熟度を持っているという、「成熟した自分」が前提になります。これがないと、出会いを繰り返しても愛情がずっと続く幸せな夫婦にたどり着けません。


 「成熟した自分」とは何か、ということになりますが、パーソナリティーを全てここに文字で書くのは不可能なことを承知の上で、大事なポイントだけ書いてみます。

・結婚に救いを求めていない
・自分は自分、相手は相手という心理的な境界線がある
・境界線を持った上で、助け合うことができる
・自分とは違う部分を持った相手を変えようとせず、違ったまま受け入れられる
・辛いことがあっても、人のせいにしない
・相手の過ちを許すことができる
・相手を傷つけたときは、素直に謝ることができる
・ネガティブな気持ちであっても、素直にかつ冷静に伝えることができる
・相手の気持ちを受け止め、共感しながらしっかり話を聞くことができる
・自分の長所・能力を受け入れ、それに感謝している。
・自分の短所・欠点を受け入れている。
・明るく過ごすことができる。ユーモアはあるが、人を傷つけない。
・新しい人間関係を作ることができる
・どうしても合わない相手とは、縁を切ることもできる


 やはり、結婚を真剣に考える上では、このように自分の心の成熟度をしっかりと省みることが大事です。長丁場の結婚生活では、トラブルも色々起こります。それを乗り越えるだけの経済力、体力、そして心の体力が必ず必要になります。
 自分の存在に自信がなくて、結婚に救いを求めたり、恋愛が自分の「居場所探し」になっている場合、まだ愛情がずっと続く結婚ができるほどの心の成熟度に到達していません。まずはしっかり自我を育てることが、結局幸せな恋愛、結婚をするためには決定的に重要なのです。

 もちろん、完璧に自分が成熟してから結婚する、という考え方をしてしまうと、ずっと結婚を避けて生きることになります。自分の心に足りない部分、未熟な部分があればあるほど、結婚生活の中で学び直すことが多くなる、というように考えておくことが大事です。何かトラブルが起きたときも、自分にとっての学びは何だろうと考えてみることです。
 結婚がゴールではなく、結婚する前も、結婚したあとも、パートナーとの関係を通じて自分が学んで成長してゆくという考え方が、大事なのです。