「鉄灯籠」と書いて「かなどうろう」と読むそうです。
1808年に鋳物師の三宅惣左衛門の手によるものです。
江戸時代、可部の町は出雲・石見街道の分岐点にあたり、
太田川に面した交通の要であったそうです。
灯籠のある公園は、当時は舟入堀と言われる川船の発着場があったそうです。
高さ3メートル13センチほどの大きな鋳物は、当時の技術の高さを見て取れます。
可部一帯が鋳物の街として栄えた名残ですね。
現在残る鋳物屋さんは、昔から五右衛門風呂の大和重工。
ここの鋳物ホーローバスは有名です。
実際、設計する住宅でも使っていますが、
肌に当たる鋳物ホーローの独特の質感や体を包み込む温もり感は大変好評です。
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このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
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