今日はかなり冷え込んだ日になりました。
午後から次の現場に移動するのにも寒くて驚きます。
耐震改修中の住宅の床を全て撤去してから耐震補強の壁を施工しております。
床材を取り除いた状態で下地があらわになると・・・
予想していた通り、断熱材が全く入っていない〜(古い家ではよくある事ですが)
床下のコンクリート基礎土間の上に断熱材なしで仕上げの床が貼り込んでありました。
この住宅は一階部分が鉄骨造で全面パーキングになっており、
その上の2階部分に平家の木造が建ててある形式です。(昔はよくありました)
そうなんです。。つまりピロティ形式なので一階は吹きっさらしです。
風がよく抜けて基礎土間の熱を奪い、いつも床下が冷えている状態です。
「とても寒い家なんです!」と言われていたクライアント。
ピロティの構造形式もありますが、断熱材が入ってない事も大きな原因でした。
改修にあたり通常の約二倍(入れれるだけ入れる)の断熱材を施工します。
同時に耐震補強の為に壁を解体した箇所は、古い断熱材に新たな断熱材を二重に施工する事としました。
改修後はかなり暖かくなると思います。
バッチリです!
このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
目指すは大らかでゆったりと過ごせる気持ちのいい空間の家
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