- ヨシダケイスケ
- はたらくちからラボ 代表
- 東京都
- キャリアコンサルタント
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
■相談者
国際基督教大学4年生 国際教養学部 女性
■相談者の悩み
TOEIC990点満点、英検1級を持っていて、就職に対する意識も強く、インターンシップにも積極的に参加している彼女。単に内定を取るということだけでなく、将来のキャリアのことまで真剣に考えていることは、尊敬に値するものでした。
彼女の悩みは、先々のキャリアまで考えたいが、何をするのか具体的なところが分からなくて、自分がどのように貢献できるか考えられないということでした。
自分の可能性を試したくて、様々な業界で、応募可能なあらゆる職種にエントリーしているとのことでしたが、仕事内容がイメージできるのは「営業職」くらいしかなくて、エントリーシートが書けないとのこと。
このような悩みは、多くの就活生にも思い当たる節があるのではないでしょうか。
しかし、仮に営業職として希望する企業に入社できたとしても、他の部門が具体的に何をしているかまで知ることは難しいです。大企業になるほど、分業が明確になっているため、いっそう困難といえるでしょう。その上、もし営業職をしながら他の部門に興味を持てたとしても、その部門で活躍するためには、その部門が抱えている課題を解決できるスキルを有していることが必須条件となるのです。そうでなければ、異動が叶ったとしても資料集めのような雑務処理要員のまま仕事を続けなくてはならなくなります。私の職場にもTOEIC900点以上の新入社員はたくさんいましたが、営業の現場ではあまり使い道がなく、持て余してしまっていました。
では、どうしたら良いのでしょうか。
ポイントは、「課題を解決できるスキル」です。就活を始めるときに、企業名から選んでいくと、上に挙げたような悪循環に陥ってしまいます。
ですから、就活を考え始めたら最初にやることは、自分の好きなことや得意分野を把握することです。次に、それを活かすことのできる仕事は何かを考えます。このとき、様々なジャンルの社会人の話を聴くのが良いでしょう。そして興味を持てる仕事が見つかったら、それに必要な専門スキルを磨きはじめます。ここまで進めることができれば、先々のことを踏まえてキャリアを考えることができ、企業に貢献できる人材にもなれるはずです。
いろんな社会人に会う時間がない、会う方法が分からないという就活生は、様々な職業のことを知り、色々な社会人の切実な相談ごとを受けているキャリアコンサルタントに話してみるのも一つの手段だと思います。
■相談者の声
お忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。 武田薬品でのMRという仕事の働き方について詳しく教えていただき、またこちらの質問に対しても具体的に答えてくださいました。 また、自分が抱えていた将来のキャリアについても真摯になって考えてくださり、現状の「不安」を解消することができました。 私にとって、自分の将来について考えさせられる貴重な機会となりました。本当にありがとうございました。
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