本殿の縮尺1/10スケールの模型です。
もう模型のレベルを超えて建物です。
実際の高さが48m超ありましたから、模型も5m近くあります。
正面の階段の長さは1町(約109m)もあると、
室町時代の(13〜16世紀)図面に記録が残っています。
平安時代(970年頃)の貴族の教科書には、
「雲太・和二・京三」と当時の大きな建物として、出雲大社、東大寺、平安京の大極殿と
書いてあるそうです。
模型の、祭祀の為に階段の途中に上がっていく二人の宮司の大きさと比較しても、
ビッグスケールが想像できますよね!
手摺があるとはいえ、ただでさえ風の強い出雲で、供物を捧げての階段は、
怖かったでしょうね。
命懸けで神事を行っていたのですね。
| コラム一覧 |
このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
目指すは大らかでゆったりと過ごせる気持ちのいい空間の家
昼夜問わず演奏可能な本格的音楽スタジオを持つ家。街の中でも風や光、豊かな自然を感じる家。あなたや家族の思いを受け止め、工夫とアイデアで予想以上の空間を実現、思いや夢をカタチにします。五感で感じるお気に入りの場所を一緒につくりましょう。
082-276-1241