光の過食症 - インテリアコーディネート全般 - 専門家プロファイル

氏家 香澄
リベルデザイン 
東京都
インテリアデザイナー

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対象:インテリアコーディネート

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閲覧数順 2016年12月10日更新

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光の過食症

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インテリアの玉手箱
先日ライティングフェア報告でもかきましたが
各照明器具メーカーさんの主力商品は
蛍光灯や白熱電球の器具をとびこえて
急速にLED照明へ。

そのスピードはレコードからCDへあっという間に移行した時のような勢いです。

昨日面出薫さんと佐藤卓さんによる「光」をテーマにしたセミナーが
開催されました。

その中で、
今話題になっている
「白熱電球はなくなってしまうんですか?」
という問に対して
「従来型のナス型電球は
各メーカー生産ラインからはずす方向でうごいていますが
白熱電球の中でも、
クリプトンランプやハロゲンランプは
なくなってしまうということはまだないようです。」
というお答えでした。

問題は、従来の電球からLEDにかわったとき
私たちは今自分たちがおちいっている
光の過食症、あるいは''光メタボ''の状態を
今一度みつめなおす必要があるのではないかということでした。

本当にそうですね。
私も住宅の照明を計画するときに
「暗いのはいやです。」「明るくしてください。」
という要望をうけることがありますが
果たしてその明るさは本当に必要な明るさなのか、
昔の人たちはわずか0.2ルクスの月の光を大切にする感性をもっていたのに
私たちは今、夜でも1500ルクスくらいのコンビニに何の疑問も感じていない。。。

本当に省エネ、エコを考えるのであれば
器具や光源をかえる前に
その明るさが本当に必要なものなのかを考えるべきではないのか、と…
いくらワット数の効率の良いLEDにかえたとしても
あいかわらず東京の夜がナントカキヨシさんのお店や
ナントカイレブンさんのようにものすごく白く明るい状態である必要があるのか。
多くの問題提起をいただきました。

これからの住まいでは
ほの暗いダイニングや''月明かりのような寝室''
があってもいいのでは…?
要は必要なところに必要な明かりを灯せばいい、
そのためにはまずは暗闇から光のデザインをはじめよう、と、
光についてとても幻想的な思いのよぎる夜になりました。