MBAでも出世できない中間管理職の4つの特徴 - 海外ビジネス - 専門家プロファイル

川尻 秀道
ラウンジグループ株式会社 代表取締役兼CEO
東京都
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閲覧数順 2024年09月23日更新

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MBAでも出世できない中間管理職の4つの特徴

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MBAを持っていると転職でも非常に有利です。

転職市場では、多くの企業は経営の基礎知識を持ったMBAホルダーを歓迎します。


とはいうものの、もちろんMBAホルダーであるからといって入社後にとんとん拍子で昇進できるわけではありません。そもそも、チームのリーダーや経営者として人の上に立つためには、MBAで学ぶような経営基礎知識では足りません。


最近では、特に中間管理職になれば、リーダーによる「仕事力」も昇進の重要な要素となってきているんです。


そこで今回は、MBAでも出世できない人の4つの特徴をご紹介します。


■MBAでも出世できない中間管理職の4つの特徴


1.良い報告しかしない



上司に良い報告しかしない。こんな人、あなたの会社にはいませんか?
上司の聞こえの良いことばかりを報告している人。


企業幹部たちは、良い報告ばかりしてくる社員を「こいつは本当に優秀だ。」「よい実績ばかりでミスがないじゃないか。」と思うことはありません。もし本当に良い報告しかして来ない社員の言うことを鵜呑みにして安心しているような社長では、その会社の将来は危ないと言えるでしょう。


報告を受ける社長たちは、自分達が受け取る報告は「中間管理職の部長たちによって事前にフィルターにかけられている」ことを知っています。


中間管理職の部長たちが、部下からの報告を受けて、社長に報告すべき内容とそうでない内容を分けているのです。社長はそれを知っています。良い報告ばかりしてくる中間管理職に対して、社長たちは時としてコイツは悪い情報を隠しているんじゃないかという疑いを持つことがあります。


会社が大きな不祥事を起こしたときに、社長は本当に一切そのことを知らなかったということは少なくありません。中間管理職が情報をコントロールし、上層部に伝えるべき内容を伝えなかったために起きたケースも多いのです。


社長としては、悪い知らせを本当は聞きたいのです。悪い知らせを聞くことによって、そこから会社をどのように微修正していくかという戦略を前もって立てることができるからです。
にもかかわらず、部下である中間管理職が、良い報告しかしてこない場合、事実は本当はどうなのか、と考えてしまうこともあるでしょう。


2.打ち合わせのための打ち合わせをしている



打ち合わせのための打ち合わせをする人がいます。
つまり、会議で社長に報告する内容を事前に何度も部下と打ち合わせをして、それに余分な時間を多くとっているような中間管理職の人たちです。


社内の会議にもかかわらず、見た目にこだわった資料作りをしてみたり、凝ったパワーポイントのアニメーションを使ってみたり、部下に途方もない時間がかかるようなデータ収集をさせたりするようなことがあります。これが社外向けの顧客に対する打ち合わせであれば良いのですが、社内会議にもかかわらずこのような形で時間を取るのは好ましくありません。


社長は綺麗なパワーポイントスライドや資料みたいのではないのです。ただ内容が把握できるような資料みたいだけなのです。それを理解してきていない中間管理職は、内容だけではなく見た目にもとことんこだわり、それに自分の時間や部下の時間を割いて、結果的に全体の業務を非効率にしてしまっている場合があります。


社長から見れば、このような中間管理職はあくまでも自分が社長によく見られようと余計な時間を使ったり部下をこき使っているようにしか見えません。


3.感情で部下を怒鳴りつける



毎日のように大声で部下を怒鳴りつけているような中間管理職は昇進から遠のくといえます。もちろん部下の出来が悪いということもあるかもしれませんが、残念ながら今の時代はただ単にパワハラとみなされてしまうでしょう。


部下を指導するときには、部下の人格を否定するのではなく、仕事のやり方を変えるように指導するべきであり、それを部下にうまく伝える必要があります。大きな声を上げて感情で行動しているような場合、それは周りの人にも伝わります。


これは特に学生の頃から偏差値だけは高かった人間力がない人によくある傾向です。


4.残業が多い



一昔前と違って、現代では「残業が多い=仕事を頑張っている」とはみなされません。


如何に残業を少なくして自分の時間をコントロールできるのか、というのが評価される時代になってきています。残業が多く自分の時間も管理できないような中間管理職は、部下の管理もできるはずがありません。中間管理職が残業ばかりしていると、彼らの部下は気を使って先に帰ることもできないということも起こり得ます。


ビジネスにおいて最高のパフォーマンスを上げるには、仕事とプライベート両方の心が充実していることが大切になります。たまには仕事を早く切り上げて、家族サービスをする、それができるような余裕を持つ必要があります。それができずに毎日残業ばかりしている中間管理職は、会社から評価される事はありません。


■まとめ


以上の4つの特徴もつ中間管理職は、社長から見れば昇進されるには能力が足りないとみなされるでしょう。いくらMBAでビジネスの基礎知識を学んだとしても、これら4つの「仕事力」がなければ会社で昇進することは難しいです。


MBA取得後にいちビジネスマンとしてキャリアを積んでいきたいと言うことであれば、これらの人間力の重要性を理解することが大切です。


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