他院眼瞼下垂手術後のびっくり目を治す！

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まず、今回御協力いただいたモニターの方にこの場をお借りして深く感謝いたします。

最近、眼瞼下垂手術後の修正手術を希望される方にお会いする機会が多くなりました。

『保険で安くやってあげるから』と医師に勧められて、気楽に受けてしまったという患者さんが多い気がします。ところが、保険診療の範囲では、『機能改善（目を開きやすくする）』が主目的とされるために、その形状に気を遣ってもらえずに、左右差が出てしまったり、不自然な二重になってしまったり、びっくり目になったりと、様々なお悩みを抱えることになってしまうようです。

大切な事は、保険診療、自費診療を問わずに、その担当医がどのような概念で、どのように手術をするのかをよくお聞きすることだと思います。

今回は、『形成外科の専門医という美容外科で眼瞼下垂手術を受けたが、右目が、びっくり目になってしまった』という方をご紹介したいと思います。

まず、術前と修正術6か月の状態を比較していただきたいと思います。目の感じが変わり、『びっくりした感じが改善した』のがお分かりいただけますでしょうか？

術前

術後6か月

この方は、挙筋腱膜という部分の固定位置が悪かったために、引き上げが強すぎて、びっくりした感じになっているというのが原因です。ですから、修正手術は、挙筋腱膜の位置を修復し、目の開き方を調整するということを行います。言葉にすると非常に簡単ですが、癒着が強度に起こった挙筋腱膜を綺麗にはがした後に、位置を治すというのは、非常に高度な技術が要求されます。

また、挙筋腱膜の位置を修復下にも関わらず、組織が硬いために、術後数か月は、症状が改善されないという事も十分に考えられます。一般的には、術中の調整が行いやすいために、両目の修正を一気にやります。左右差は、皮膚の問題ではありませんので、術前のデザインは左右ともほぼ同じ感じになります。

ここで、注意して頂きたいのは、『目の形状を変えるために皮膚切除をする』という医師がいるという事です。確かに、皮膚が原因の場合には、皮膚切除で対応しますが、皮膚が問題でない場合に、皮膚切除をすると、悪化することが多いということです。修正手術は、悪化させられてしまうと『修正不能』になってしまうことも多いので、ご注意頂きたいと思います。

次に、術後の経過をご紹介します。ご参考になれば幸いです。

術後5日抜糸時

術後1か月

術後3か月

最近は、『修正症例は是非当院で』というような医療機関も増えましたが、修正手術は、非常に高度な技術が要求されますので、その医師が担当した『実際の症例写真を見る』などして、担当医は慎重に選んでいただきたいと思います。

治療費、施術費に関しては、こちらを御覧下さい。

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