高さの制限が厳しい東京23区内3階建の2階リビングに設計した天井間接照明

今日は間接照明（コーブ照明等）の施工事例をご紹介致しますね。

東京23区内　3階建の2階リビング、ダイニング部分の天井を使っての間接照明です。

東京都内で3階建てを建築する場合、斜線制限などの高さ制限の限界ギリギリで設計することが多く

たいていは、天井高さもいっぱいいっぱいです。

天井のその上にある構造材である梁との絡みもあり、構造を決定する段階から、よく検討しておかないと、

真っ直ぐにおりあげる（堀上げる）ことができないなど、きれいに納まらないということもあります。注意が必要です。

早い段階で、担当者に伝えておく必要があるでしょう。

天井を利用して間接照明を仕込むとなると、逆に一部の天井を下げなければならなかったりして、それが許せるならばしていただいてもよいでしょう。

今回のお住まいは、1階の天井高さを２m30cmにして、2階の天井高さを２m50ｃｍにし、通常より１０cm高さを確保し、その中で間接照明スペースを造りました。

外が明るいときに撮影したものと、曇りの日に撮影した写真が混在しておりますが、その違いもどうぞご覧下さい。

ダイニングとリビングのちょうど境のあたりの天井部分です。

写真、左側、リビング側の天井を下げて、照明器具が入るスペースを設けています。

 下がった方の天井高さは、床フローリングから約２m40ｃｍになっています。

この写真は、壁紙の柄が見えますが、天井も壁も同じクロス（壁紙）にしています。

天井をおりあげているため、天井と壁の境目がはっきりしないので、同じクロスをご採用いただきました。

部屋の一番端部分は、壁を照らす、間接照明（コーニス照明）のスタイルに。

照明器具は、シームレスラインランプ用器具を選び、シームレスラインタイプの蛍光灯を使っています。

何本かをつなげているのですが、点灯したときにつなぎ目がわかりにくいランプです。

それでも、下記の写真では、光の様子をよく見ると、なんとなくつなぎ目が解りますね。

この下に大型テレビを設置する計画でした。

夜に撮影したものではありませんが、夜はこんな感じに見えるのです。

下がった天井部分にもダウンライトを埋め込みしております。

階段との仕切り壁には、飾り棚を設けました。

リビング側の天井間接照明（コーブ照明）をダイニング側から見たところです。

1階から上がってくる階段、3階に上がる階段方向を見たところです。

階段のブラケット照明も間接照明風です。

壁や天井に照明の光を当てますと、壁や天井の石膏ボードのつなぎ目が線として浮き彫りにされて、なんとなく解ることがあります。

それはある程度はしょうがないことですので、理解しておいたほうがよいでしょう。

ダイニング側からリビング方向を見たところです。

バルコニーの向こうは東方向です。

バーチカルブラインドを開けたところ。

キッチン側からみたところです。

posted by 野瀬有紀子

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