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閲覧数順 2017年08月18日更新

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山林遊休地での野立て太陽光発電、その収支はいかに

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地方の過疎地などで山林を相続した場合、固定資産税がそれほど負担にならないからとそのままにするケースが多いようです。

しかしそれよりもその山林を有効に活用して安定した収入が得られると、野立ての太陽光発電に食指を伸ばす人が増えています。

 

このような山林は一定の照射条件があれば太陽光発電に利用すると投資効率が高く、しかも大規模発電も可能です。

ただし山林での太陽光発電は平地とは異なり、保安林などの場合は樹木の伐採が制限されることもあります。

しかし樹木の処分が可能で、整地すれば平坦な土地になる場合は、太陽光発電事業に向いているといえます。

また斜面に太陽光発電システム設置する場合も基本的には屋根を利用する場合とさほど変わりません。

 

例えば200坪(600m2)ほどの土地であれば、太陽光発電の出力は45kWほどが見込めます。

設置費用は1kW当たりが32万円とすると1400万円程度です。

パネル出力が45kWでの発電量は年間で45,000kWhですから、FITが平成26年度の単価34.56 円だと年間で155万円程度です。

このために樹木の伐採、土地造成、フェンスの設置などの諸費用は必要になりますが、この試算であれば利回りが10%ほどの野立て太陽光発電事業は成り立ちます。

 

このように眠っている山林を有効活用する野立て太陽光発電事業のメリットは、そのままでは固定資産税を納付するのが一転して安定収入を生むことです。

基本的に太陽光発電の特徴はランニングコストが少なくて済むことですから、個人事業でも十分な採算ベースが可能です。

 

ちなみにこのような野立て太陽光発電事業をおこなう際のデメリットになるのは、一旦始めたら最低10年間はこの土地をほかの用途に利用できないことです。

したがって、投資金の回収が10年以内という条件がつきます。

 

以下に山林を利用する野立て太陽光発電事業をおこなう際の注意点を述べると、樹木で日照条件が限定されないこと、送電線の敷設コストを事前に確認すること、市町村などの許認可関連を確認すること、さらに落葉樹がある場合は枯葉が太陽光パネルの上に落ちないような配慮をすること、などです。

これらのハードルがクリアされれば、野立て太陽光発電は比較的利回りが良く、維持管理の手間と費用がそれほどかからない、割の良いビジネスになります。

ちなみにここでは山林を例にしましたが、遊休地の田畑などであれば、農作物を栽培しながら太陽光発電も可能なソーラーシェアリング事業になり、さらに生産性がアップします。

 

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