インプラント治療 成功のポイント⑥ ~インプラントを長く快適に使うために知っておきたいポイント~ - インプラント・歯科口腔外科全般 - 専門家プロファイル

石井 貴久
株式会社ガイドデント 代表取締役 / 日本メディカルネットコミュニケーションズ株式会社 ゼネラルマネジャー
東京都
デンタルケア・アドバイザー

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対象:インプラント・歯科口腔外科

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インプラント治療 成功のポイント⑥ ~インプラントを長く快適に使うために知っておきたいポイント~

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デンタルケア・アドバイザーの石井です。

インプラントの埋め入れ手術が成功し最終的な人工の歯がセットされると、治療は終了となりますが、長く快適にインプラントを使い続けるために患者さまに知っていただきたいポイントがあります。
今回はインプラント治療後のケアについて解説します。


◆ ケアが十分に出来ていないと、どんなことが起きる?
インプラント治療後に気を付けたいのがインプラント周囲炎です。
お口の中に歯垢や歯石が残っていると細菌の温床となり、インプラント周囲の歯ぐきが細菌に感染してしまいます。進行するとインプラントを支えている骨が溶けてインプラントがグラグラし始め、最終的には抜け落ちてしまうこともあります。

また、噛み合わせに歪みが生じると、人工の歯やインプラントに大きな力が加わり、割れる・折れるなどの原因に繋がりますので注意が必要です。


歯科医院で受けるプロによるケア
普段、患者さまご自身ではできないようなお手入れを定期的に歯科医院で受けて、インプラントとお口の環境を整えましょう。

定期メインテナンスではプロによる徹底したお口の中のクリーニングと、インプラントとお口全体の状態をチェックします。

受診間隔は良い状態が維持できているようなら年に2~3回程度が一般的ですが、歯周病のリスクがある場合などは担当医の指示に従いましょう.

【定期メインテナンスの一例】 ※歯科医院により内容が異なります。 

・インプラント体と人工の歯のチェック

・歯周病のチェック (歯ぐきの状態や歯周ポケットのチェック) 

・噛み合わせのチェック

・残っている天然の歯のチェック

・専用器具を使ったクリーニング

・ブラッシング指導

・レントゲン又はCT撮影(必要な場合)


患者さまでできる日常のお手入れのポイント
インプラント周囲炎の原因となる歯垢や歯石が付着しないよう、日常の歯みがきを丁寧におこなうことが大切です。

特にインプラントと人工歯の境目などは、歯垢や歯石が付きやすい所なので、意識してお手入れをしましょう。インプラント専用歯ブラシや歯間ブラシなど便利なケア製品も開発されていますので、歯みがきと併せて使うと効果的です。

歯ぐきが腫れたり歯みがき中に出血があるような時は、早目に歯科医院を受診してください。


歯科医院で受けるプロによるケアと、患者さまご自身でおこなう日常のお手入れで大切なインプラントとお口の健康を守りましょう。



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