- 石井 貴久
- 株式会社ガイドデント 代表取締役 / 日本メディカルネットコミュニケーションズ株式会社 ゼネラルマネジャー
- 東京都
- デンタルケア・アドバイザー
対象:インプラント・歯科口腔外科
- 河合 毅師
- (歯科医師)
- 河合 毅師
- (歯科医師)
デンタルケア・アドバイザーの石井です。
インプラント治療は手術を伴うことが大きな特徴と言えます。
お口の中にある血管や神経を傷つけないよう細心の注意を払い、
最適な位置にインプラントを埋め入れなければならず、高度な治療技術が求められます。
インプラント治療を確実・安全におこなうためには、術前におこなう精密検査が
重要な役割を担っていると言えます。
【口腔内の検査】 ※一例です。歯科医院により実施する検査内容は異なります。
● 歯型の採取
噛み合わせを詳しく調べ、インプラントを埋め入れる位置や角度、
最終的にセットする人工の歯の大きさや形、歯並びなどをシミュレーションします。
● レントゲン、歯科用CTによる検査
あごの骨の状態や神経・血管の位置を把握しインプラントを埋め入れる適切なポジションを決めます。
とりわけ歯科用CTは3D画像で厚みと高さを立体的に確認することができる
大変有効な検査です。
● 歯周病の検査
歯周ポケットの測定や唾液に含まれる歯周病細菌を検査し
必要に応じて術前に歯周病治療をおこないます。
● 虫歯の検査
残っている天然歯が虫歯にかかっていないかを調べます。
など・・・
また、全身の健康状態を確認することも重要となります。
治療中の病気がある方や薬を飲んでいる方はインプラント治療が適さないこともあるため
全身の健康に関する検査も行われます。
持病をお持ちの方は歯科医師に伝え、インプラント治療が安全に受けられるか確認しましょう。
【全身疾患の検査】※一例です。歯科医院により実施する検査内容は異なります。
● 血液検査
血液に含まれる様々な成分を測定し、
出血しやすいか、止血機能は正常か、などを確認します。
その他にも肝疾患・心臓疾患・糖尿病・高脂血症・動脈硬化症などの
全身疾患の有無もわかります。
● 血圧検査
高血圧症の方はインプラントの手術中に血圧が上がると
「脳卒中」や「心筋梗塞」などを起こすリスクがあるため、事前に確認します。
● 尿検査
腎疾患の有無を調べ、血が止まりにくい・傷が治りにくい・
インプラントと骨が結合しにくいなどのリスクがないか確認します。
など・・・
精密検査で採取したデータを基に治療計画が立てられ、患者さまへ説明されます。
もしも疑問点や不安な事があったら質問し、十分に理解を深めてから手術を受けるようにしましょう。
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