松江の堀川をのんびり巡っている時に
堀に向かって雁木があることに気がつきました。
雁木と言えば広島、色んなそれを見ることができます。
堀からの荷揚げに使っていたのでしょう。
昔は洗濯などの洗い物もここで行っていたそうです。
どちらが主目的で使われていたのか聞きそびれましたが、
時代により変っていったのではないでしょうか。
今でも現存するそれぞれの雁木を観察していくと、
二軒の境界線上にあるもの、これは共同使用でしょうね。
家老の乙部家の大きな屋敷跡地(現在歴史館)に残る物は、
おそらく最大幅の雁木でしょう。
当時の堀を行き交う舟や市井の人々の賑やかな様子が浮かんでくるようです。
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このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
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