人中短縮術（リップリフト）の傷の経過。個人差について。

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まず、このお話にご協力いただいたモニターの方にこの場をお借りして深謝いたします。

今回ご紹介するのは、人中短縮術（リップリフト）の傷経過が遅い方です。 いつも書いていますが、経過の良い方のみをご紹介しても現実的ではありませんので、経過の遅い方もご紹介したいと思います。

術前です。

術後3か月です。通常ですと、この時期には、赤みが引いて、傷はかなり目立たなくなっていますが、この方の場合は、赤みが残っていますね。

では、一般的な手術との違いがあったのでしょうか？答えは『ノー』です。

手術デザインをお見せしますね。特に特別なことはしていません。

また、手術中の真皮縫合が終了した時点の状態をお見せします。この後に皮膚縫合をしますが、皮膚縫合が必要無い位に丁寧に縫合してあるのがお分かりいただけると思います。

術後5日、抜糸の状態です。傷の状態は、良好ですね。

術後1か月の状態もお見せします。この時点では、一般的な方と経過が同じ感じでした。

このように、同じ手術を同じ丁寧さで行っても、手術結果や経過には『個人差』が出てしまいます。

特に『喫煙される方は、そのヘビー度と共に傷の治り方が遅い』のが一般的です。これは、喫煙により血管が収縮してしまい、血流が悪くなるからなのです。

ですから、リップリフト（人中短縮術）は、医者の技術がもろに出てしまうと同時に、患者さんの生活（禁煙等）によっても左右されてしまう手術ですので、『患者さんの協力なくして成立しない』手術だと思っています。

このような点も含め、手術を検討されることが大事だと思います。当院では、真皮縫合等の『見えない部分』に非常に手間をかけています。手術時間は、その分少し長くなりますが、この手間をきちんとかけている医療機関を選ぶことをお勧めします。

尚、『私のブログを見たので割引を』と言っていただければ、当院では初回手術、施術が10％オフ（キャンペーン物、モニターは除く）になります。自己申告をしていただきませんと適用になりません（笑）ので、御注意下さい。