- 下村 豊
- 株式会社CSプランナー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
そうなると、サムスン、LGの独壇場だ。
なぜか。
今現在でも、国はシャープの液晶が赤字ということでジャパンディスプレーとの提携、合併を模索しているらしい。
しかし、有機ELが市場に出てきて、液晶と十分、戦えるとしたら、ハッキリ勝敗は見えている。
有機ELの方が、画面が綺麗。
軽い。
フレキシブル。
省エネ。
使う側にとって、有機ELより液晶を使う意味、メリットがない。
作る側にとって、コスト、歩留まりというデメリットが解消でき、販売価格も大差なければ、現在のLEDが白熱灯や蛍光灯を駆逐し始めたようになる。
私が知る限り、有機ELはソニーが世界で初めて開発した。
そして、日本の電機各社が開発に参加した。
しかし、どうしても採算が見通せないということで、次々と撤退していった。
今さら、有機ELに再参入は、とても間に合わない。
では、液晶で頑張るか。
残念ながら、中国が大量生産で世界一になりそうか、既になっている。
これから、液晶でもないだろう。
ソニー、シャープ、東芝の相次ぐ不祥事は、この件と無縁ではないだろう。