- 岡崎 謙二
- 株式会社FPコンサルティング 代表取締役
- 大阪府
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
今年の10月1日に公務員が加入する「共済年金」が厚生年金に統合されます。
公的年金が開始されて130年となるのですが、その歴史の中で今回は大きな改正です。
しかしこの大改正がマスコミには一切取り上げられていません。なぜでしょうか?
それは「公務員には不利な改正」だからです。これが公務員に有利な改正であれば
「公務員バッシング」でマスコミが大きく取り上げている事でしょう。
では、共済年金はどのように変わるのでしょうか。詳しい事は共済組合などから
案内が来ており既にご存知の方も多いので、ここでは詳細は割愛しますが、
大きく変わるのが「職域年金(部分)」です。これは一生涯支払われる「終身払」で
あるのに対し、平成27年10月からは「年金払い退職給付」と名称が変わり半分は
「終身払」半分は「有期払(基本20年)」になるのです。
また遺族年金の転給制度など共済年金特有の有利な制度も廃止されます。
今回の改正は公務員にとって不利な改正となります。変わることに対して、
どのようにもできませんが、変わったことに対しては対処をすることができます。
今後はより老後の資産形成を自助努力でしていくことが必要です。
自助努力のための老後資産形成の補完商品として様々な商品がありますが、
また次回以降にご紹介したいと思います。
共済年金に関して「共済組合から通知が来るもよくわからない」という声が多く聞かれます。
そこで弊社ではよくわかる「共済年金ガイドブック」を作成しました。
ぜひご覧ください。→http://56fp.com/guidebook.html