防災の資格(赤十字、災害救援ボランティア、防災士の違い) - 防災全般 - 専門家プロファイル

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松島 康生
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閲覧数順 2016年12月05日更新

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防災の資格(赤十字、災害救援ボランティア、防災士の違い)

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まえがき
地域コミュニティ向けの防災研修を行っていた際に、防災士と赤十字の救護ボランティアの違いについて尋ねられました。講習内容など細かい部分で違いがあったので、比較表を作成してみました。これから防災資格を取ろうとしている方の参考にしてもらえれば幸いです。

2015年9月現在、防災資格で公的なものはなく、いずれも民間資格となっています。そのため、これらの資格を取得しなくては、防災活動ができないわけでもありません。簡単に言ってしまえば、防災活動を行う上での考え方や実技を学び、地域の防災リーダーとしての資質を修得した資格と考えています。


下記の比較表や特長について、赤十字救護ボランティア、災害救援ボランティアにおいては、私が取得した時と講習内容も変わってきているので、現行に 合わせて修正しています。また、私自身、防災士を持っていないので、この部分については既に取得している人の話しや一連の資料を参考に作成しています。

近年では自治体が地域の防災力を養うために、独自の防災リーダー講習を行っているところもあります。
防災ボランティアコーディネーター


なお、数時間程度の座学で取得できるもの。エリアが限定されているものは除ています。また、消防法に基づく、建物の防火管理者、防災管理者も除外しています。

◆防災資格の比較表(2015年9月現在)

資格名

主催

運用開始年

赤十字救護ボランティア

日本赤十字社

1997年~

災害救援ボランティア

災害救援ボランティア推進委員会

1995年~

防災士

日本防災士機構

2003年~

防災・危機管理eカレッジ

総務省消防庁

2004年~


資格名

研修日数

講習内容の特長

費用

赤十字救護ボランティア

2日間

主に災害救護(救急法)をはじめ、無線通信、担架搬送、設営やロープワーク等の救護資機材の実技が多い

2,000円

災害救援ボランティア

3日間

座学と実技のバランスが取れた研修。災害や防災対策の基本をはじめ、応急手当や実技訓練(災害模擬体験)、ロールプレイ演習など

一般 15,000円

学生 10,000円

防災士

2日間

主に座学中心の研修。自宅でテキスト予習+会場で講座受けてから試験。
※別途、赤十字や消防の救命講習を受講する必要あり

60,920円

防災・危機管理

eカレッジ

数日程度

Webによるeラーニング。

自宅や勤務先で、自由な時間帯で学習でき、レベルに応じたコース選択ができる

無料


◆それぞれの特長

◇赤十字救護ボランティア(旧赤十字防災ボランティア)
災害発生時、命を救い、生活を支え育む活動が主で、他の団体と較べて座学よりも実技(実習)を中心とした研修内容となっている印象を受けます。
また、救急法は赤十字独自であって、講習のレベルや目的に応じて講習が揃っていることも特長の一つです。
詳細は→(例:東京都支部) http://www.tokyo.jrc.or.jp/application/index.html

赤十字救護ボランティア(旧赤十字防災ボランティア)


◇災害救援ボランティア、SL(セーフティー・リーダー)
一般的な講習内容に加えて、応急手当講習や実技訓練。そして地域の防災リーダーを担うための決断力やロールプレイ、HUG、図上訓練などの演習が含まれる3日間の講習内容となっており、応急手当をはじめ、講義、実技、討議演習などバランスが取れた研修
また、レベルに応じてインストラクターとしての上級セーフティーリーダープログラムが追加されています。
詳細は→ http://www.saigai.or.jp/

災害救援ボランティア、SL(セーフティー・リーダー)


◇防災士
現在、メジャーになっているのが防災士ではないでしようか。講習は自宅でテキスト予習を行い、その後、会場で講座受けてから試験というものです。内容は自助・共助・公助の役割、各災害の仕組み、情報や予防に関する学習があります。実技はなく、主に座学研修が中心のようです。
なお、防災士資格取得にかかる必須要件として、赤十字の救急講習、または消防本部の救命講習等を別途受講する必要があります。
詳細は→ http://bousaisi.jp/

防災士 防災士


◇防災・危機管理eカレッジ
総務省消防庁が行っているインターネットを使った学習システムです。上記の講習を受けている時間がない人や出費を掛けたくない人には最適です。
特に自由な時間帯に学習ができると学ぶ人のレベルに応じて学習できるです。豊富な学習量があり、入門から一般の人向け、消防職員や自治体向けの専門コースを選んで学ぶことが出来ます。
詳細は→ http://open.fdma.go.jp/e-college/


◆研究者や行政マンは、意外と持っていない
防災研究機関の研究者や大学の研究機関の学者のほとんどは、各研究分野に精通し忙しいためか、防災資格を持っていない人が多くみられます。 私自身の私見ですが、市民に寄りそって考えている意識の高い研究者は防災資格を取得している人が多いように感じられます。
また、自治体の防災や危機管理の担当者は定期的に異動があるためか、持っている人は僅かです。

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◆救命・救急講習
災害時に限らず、交通事故や普段の生活においても役立てられるので、家族や周囲の人のためにも、是非とも繰り返し受講して身に付けたい講習です。

資格名

運用開始年

講習日数

主催

費用

救命講習(消防)

1993年~

数時間~3日間

各消防本部

原則、無料

救急法(赤十字)

1995年?~

4時間~14時間

各日赤支部

1500円~


◇消防本部の救命講習
各消防本部によりますが、一般的には「普通救命講習」「上級救命講習」「応急手当普及員講習」という名称に分類され、修了証や認定証が交付されています。

〇普通救命講習(数時間程度)・・・主に心肺蘇生やAED、異物除去、止血法などを学びます。
〇上級救命講習(1日程度)・・・普通救命講習に加えて、小児・乳児の心肺蘇生、傷病者管理、外傷の応急手当、搬送法など学びます。
〇応急手当普及員講習(3日間程度)・・・「応急手当指導者標準テキスト」に準じて、普通救命講習を行うための指導要領を学びます。
詳細は→各消防本部にお尋ねください。

普通救命講習修了証

上級救命講習

応急手当普及員


◇日本赤十字社の救急法の講習
日本赤十字社の救急法は、講習のレベルや目的に応じて講習が揃っています。

〇基礎講習(4時間)・・・心肺蘇生、AEDを用いた除細動、気道異物除去を学びます。
〇救急員養成(12時間)・・・急病の手当、止血等の怪我の手当、搬送および救護を学びます。

〇水上救助員養成(14時間)・・・泳ぎの基本と自己保全、事故防止、溺れた人の救助、応急手当の方法などを学びます。
〇雪上救助員養成(7時間~)・・・スキー場などの事故防止やけが人の救助、応急手当を学びます。
〇幼児安全支援員養成(12時間)・・・乳・幼児期に起こりやすい事故の予防とその手当、病気と発熱・けいれんなどの症状に対する手当を学びます。
〇健康生活支援講習(12時間~)・・・高齢者に起こりやすい事故の予防・手当、地域での高齢者支援に役立つ基礎的知識などを学びます。

健康生活支援講習

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