赤やオレンジ色などを見ると脳が興奮して交感神経を刺激し、
血圧が上昇し、呼吸や脈拍が増加します。
血管が収縮したり、血流が増したりします。
そのため食欲も増進しますが、青色、水色、紫色などは食欲を減退させます。
色彩は心理にも作用しますが、生理にも明らかな変化をもたらしますので、
色彩を取り入れた治療法もあるほどです。ですから、どの部屋にどんな色を配置するかで、
人間の気持ちや健康状態は大きく変わってきます。たとえば赤は「元気」「行動的」な色であるし、
青は「冷静さ」を現しています。ピンクは女性ホルモンの分泌を盛んにしますので、独身女性の部屋
にはピンク色を使用すると良縁に恵まれるなどの効果が現れます。
ただし、色と人体の関係はすべて簡単にあてはめることは出来ません。感受性や好みは人によって違い
ますし、色のグラデーションや模様、形、材質や大きさによっても変化します。
寝室などはこれから寝静まろうとする場所なので、落ち着いた色彩が良いでしょう。
風水でも色の効果を有効に活用し、住宅や会社の鑑定をする際に色を処方することによって、
さまざまな効果を得ることができます。風水は常に一定ではなく、住む人の目的によって変えていき、
色を変化させ、良くしていくことは大切です。
このコラムの執筆専門家
- 石田 美弥子
- (東京都 / インテリアコーディネーター)
五感に響くインテリアデザイン。風水で楽しいライフスタイルを
氣の流れは大切です。風水を科学的にとらえ、五感に響く豊かな環境作りのお手伝いをします。風水を取り入れ環境ストレスを解消し、住まう人の願いを叶える家や職場にします。“心地よい住まいづくり”をしましょう。
03-5311-7057
「気の流れが脳を健康にする」のコラム
2006年これから(2006/02/20 21:02)