- 上林 登
- 大阪府
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
あなたの学校にUSP(独自のウリ)はありますか?
USP(ユニークセリングピロポジション)の意味は、「独自のウリ」とか、「独自の切り口」、「他にはない強み」と解釈してもらうと理解しやすいと思います。
学生募集でなくても、マーケティングを成功させるには、このUSPがないと成功は難しいといえます。
当然ですが、学校はあなたの学校だけということはありません。
同種の学校が日本中に沢山あります。同じ地域にも競合する学校が沢山あるはずです。
どの学生でも、いろんな学校を調べ比較してから、自分にとって一番良い所を選びます。
この時、学生によっては価値観が違うので、誰からも良い所という意味ではありません。
自分にとって良い所を選択するのですね。
だから、他とは違う特徴が必要になるのです。
たとえば、
・保育園を併設している保育士の専門学校。
・駅から一番近い所にある。
・偏差値が高い。
・学生数が一番多い。
・学生数が少ないので密度の濃い教育が受けられる。
・カリスマ講師が教える。
・学費が一番安い。
・特別な授業をしている。
・どこよりも楽しい学校。
・どこよりも厳しい学校。
USPは、こんな感じです。
これらのUSPがいくつもあると、大きなUSPになることがあります。
でも、どこにも無いもので、学生が惹きつけられるようなダントツのUSPがあれば、募集はどうなると思いますか?
「ウチの学校には、そんなUSPなんか無い」と思っていませんか?
勘違いしないでほしいのですが、USPは作るものです。
現在、USPがなくても、アイデアを出して作るものです。
「何が何でもいい学校を作る」という熱意があれば、素晴らしいUSPができるはずです。
学生を惹きつけるダントツのUSPが出来たからといって、それだけでOKというわけではありません。
USP戦略で重要なことは、そのダントツUSPを進学情報誌やネット、メルマガ、学校説明会、体験入学、オープンキャンパスなど、あらゆる場面でアピールをすることです。
広報で一貫してアピールすることで、はじめてUSPが生きてきます。
高校訪問している募集担当者もダントツのUSPがあれば、トークが情熱的になるかもしれません。
そういうふうに、USPが内外に浸透すると、講師にも学校のやる気が伝わるものです。
そして、講師が熱意をもって授業をするようになると、学生への教育効果も向上するに違いありません。
このように、ダントツUSPがある学校は全循環をしています。
もし、このUSPの重要性に共感されたのでしたら、すぐにUSP戦略を実行することをお勧めします。
USPの作り方が分からない場合には、こちらが参考になるかもしれません。
⇒ 学生を集める学校コンサルティングマニュアル
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