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伝える! のために工夫をしましょうね

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プロとして生きる! キャリアを磨こう
鈍い陽射しの知多半島。
今日も一日、事務所でゆっくり原稿を書く、まとめるの予定ですが・・・
ちゃんと歩かないと。
1日500歩が続く毎日。少々、不健康なのかもしれませんね。

さて、皆さん。

伝えたい心、どうやって伝えましょうか?

今日は、「伝える」ことについてまとめてみました。

あなたが、今、だれかに何かを伝えたいとしましょうか。
あなたが伝えたい「モノ」は、なんですか?

情報?
気もちや心?
考え?
経験?

いろいろあると思うのですが、
あなたの伝えたい「モノ」によって、
伝え方を変えてみることはできるものでしょうか?

例えば、情報。
手段としては、SNSなどのインターネットを使うこともできるし、
本を出す!
なんていう方法もあるでしょう。
お店をやっている人なら、DMや、チラシという方法ですよね。

では、気もちや心、意志や信念だったらどうしましょうか?

例えば、世界中が愛で満たされますように。
あなたが願うこと。
あなたの大事な価値観です。
さて、これはどうやって伝えましょうか?

経験とは違って、やって見せるという手段が取れないために、
言葉で表現するだけでは広がりがないかもしれません。

そこで必要なことは、工夫です。

会社内なのに、経営理念が浸透しない。
なぜ?
それは、受け取る側のアンテナに、
何が、どれだけ、どんなふうに受信してもらえるか?
ルール化できないからです。
なぜ?
その人の価値観や、感性がフィルタリングするからです。
ルールと言うのは、絶対に守るものですが、
ルール化できるのは、絶対基準が作れるものだけです。
感覚とか、価値観とか、基準づくりが難しいものについて、ルール化できません。

次男が、まだ、4歳のころ。
わたしが、そのままでは毒母道まっしぐらだったころのこと。
お買い物に行きたがるので、大至急必要だったネギを買ってきて!
と、頼んだことがありました。
全部で3種類くらいだったでしょうか?
紙に書いて持たせ、分からなかったら、お店の人に「探すの手伝ってください」って、
お願いしてね!
と、頼んでお使いに出したのですが、結局、肝心のネギは、買ってきてもらえず、
おつかいご褒美の自分の欲しいお菓子は、ちゃっかり買って戻ってきたことが
ありました。

ドカ~ンと怒りがわいちゃったんです。
で。延々と説教。
期待を裏切るのは、良くない!!
言ったことは、責任を持ってやりなさい!
などなど、
感情的に気持ちを押し付けてしまうという暴挙(今にして思えば)に出たのです。
こちらも、怒り疲れた頃、最後に、何が分かったの?と、尋ねたところ、
「ママが怒ってるってこと!」
という返事に、唖然としたものでした。

つまり、聴く側のアンテナには、わたくしの怒った顔、どなり散らす大きな声、早口で何かを言っている、ということだけが、アンテナにかかったということです。
そして、その3つをつないで、ママが怒っている。
という結論にたどりついたわけです。

子どもと大人は違う!
と、思いたいものですが、
大人になれば、もっと自分の持っているフィルターは頑強になります。
だから、子どもより、伝えたいことが伝わらない
という結果になるわけです。

難しい「伝え方」。さて、どんな工夫をしましょうか?
情報や、考え方などは、比較的淡々と事実を積み重ねるように話せばよいのでしょう。
しかし、自分の価値観や、ノウハウ、経験などを伝えるときは。
一つは、上から目線にならないように。
伝わった量と質を、確認しながら進めてください。
そして、何かをつかむまで、相手に考える時間をたっぷり作ってみてくださいね。
自分の言葉で、表現できるように手助けすることが必要です。

それより、伝える側の人格、品格の問題
と、言ってしまえば身も蓋もなく。
もちろん、それは大事に磨きあげながら、
伝える技術を持って臨みましょう。

心構えと技術のバランスを整えられるように。
今日も皆様にとって良き一日でありますように。


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ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。

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