- 堀江 健一
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
- 東京都
- 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー
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070-6640-7990
自分に自信がなくて、恋愛なんてできないと思われている方も多いのではないでしょうか?
そうした誰にでも大なり小なりあるという心理的な理由以外にも、日常生活に於いても、男性から好かれるタイプの女子の振る舞いというのは、非常に「女子力」といったものを必要とするイメージが強いと思うのですが、自分の中の「女子(年齢は関係ない)の部分」を素直に表現できない、受け入れられない心情をお持ちの方もおられる様です。
「女性であってはならない」という禁止令それは例えば、ネットのコラムや、友人のアドバイスなどで「男性は、ヒラヒラして柔らかい、女性らしい服装の女性を好むものだから、男性と会う時は、そう言う服を着て行きなさい」と言われ、頭では「そんな服を着て行けばモテるかも知れない」とわかってはいても、その様な
“女性らしい”服を着る事自体に非常に抵抗があるような人です。
服だけに限らず、“女性らしい”振る舞い全般に対して、「自分はそんなキャラではない」と思われているのです。
スカートを穿くことさえはばかられると、いつもパンツルックだったり、なるべくバストが目立たない様にとても神経を使われていたりします。
普段は女性らしい優しさを持ち合わせて発揮できても、いざ自分の「恋人が欲しい」「モテたい」と言う気持ちに対して、素直に「女性らしさ」を武器にして「モテる」ような事が自分ではできなくて、葛藤に苦しまれておられます。
それをすることが、何か卑怯な事をしている気になると言う声も聞きます。
ボーイッシュなキャラとして、その方にその生活スタイルが似合っておいでであれば、それはそれで“魅力ある女性”として男性に映り、モテるのであれば、大変幸せなことです。
そのような方は、何かしら「女であってはならない」と言う様な「禁止令」に縛られてしまわれておられるようです。
強く禁止されているのですから、それを破ることは怖くてできなかったり、女性らしくする事に“罪悪感”があったりします。
自分が女性であるにも関わらず、「女の武器」を使う事が「卑怯」な事と思ってしまう、と言うお気持ちもお聞きした事があります。
中には、自分が「幸せ」になる事自体、罪悪感を感じてしまわれる
方さえおられるものです。
そのため自分とは逆の“女性らしい”女性に対し、敵視した物言いをしてしまうこともあるのですが、それは例えれば“罪を告発する”ような心情から来ているもので、“モテない女のひがみ”と言う物とは別物になります。
しかもそのような“不条理”な心情を、自分でも意識できない方も大勢おられるようですから、事態は深刻です。
周りから「なんで彼氏作らないの?」なんて聞かれても、人にわかるように自分の心情を説明することができず、
「面倒臭いから」とか
「出会いがなくって、、、」
とお茶を濁しておられる方も沢山おられるのではないでしょうか?
女性的な魅力を発揮できなくて、不利な自分の状況に、悔しい想いを抱かれる場面も多いのではないかと存じます。
なぜその様な「禁止令」が身に付いてしまったかは人それぞれですが、幼少からのご両親との家族関係に由来があることが多いように感じます。
そのような心当たりがおありの方は、カウンセリングをお受けになって、ご自身を見つめ返す事が必要かも知れません。
好きな人が出来ても、気持ちを何となく伝える事に抵抗がある。気持ちを素直に表現できない。
でも指をくわえて待っているだけでは、いつ他の女子に取られてしまうかわからず、歯がゆい思いをしてしまってるかも知れませんね。
本当は好きなあの人を、他の女性に取られてしまうかも知れない。
素直に気持ちを出せない自分が、ほとほと嫌になる。
告白をトライしてみようか?やめておこうか?
考えすぎて、それだけでもう疲れ果てた。
人から取り残された様な孤独感を感じる。
例えば、年に一度のバレンタインデーなど、そんな気持ちが強くなるかもしれません。
バレンタインブルー(私の造語です)とでも言うべき憂鬱感に悩まされてしまいかねません。
“女子力”ではなく“人間力”を、しかし何も“女子力”を無理して発揮しなくとも、あなたの好意を伝える方法はないものでしょうか?
“人間力”を発揮するのであれば、抵抗は少ないかも知れません。
あなた自身が、「女性としての幸せ」を得るためではなくて、
相手の男性を幸せな気持ちにしてあげるため
と考えれば、“罪”はないはずです。
好意を伝えられてうれしくない男性は少ないと思います。
まったく意中にない女性からの好意であったとしても、それが押し付けられるような類のものでもない限り、うれしいものです。
また、当たり前ですが、男性にも色々好みがあり、魅力を感じる女性のタイプも違っています。
度々言っている「女性らしさ」という言葉も、実際には非常に漠然としたものです。
何が女性らしいのかは、かなりマスコミが作り上げたものですですし、あなたが勝手にイメージして思いこんでいるものでしか無いかも知れません。
モテそうな女性を演じて、男性をだます様なことは、抵抗があるかも知れませんが、あなたが“こうしたい”と思っている事は、特別“女性らしい”ことではなく、自分のありのままの姿で相手に接した時、相手がそれを魅力的に思ってくれれば良いのではないでしょうか?
あなたにはあなたの魅力があり、それを相手が「好き」と感じるかどうかは、相手の問題です。
逆を言えば、あなたが意識せず当たり前として振る舞っている態度を、すでに大変魅力的と感じている男性がいてもおかしくないわけです。
恋愛したい女性の皆さんに、少しでも良い事が訪れますよう、お祈りしております。
このコラムの執筆専門家
- 堀江 健一
- (東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります
2021年公認心理師(国家資格)取得13年間で1万人以上の相談実績を基に、深く人を理解し心のもつれた糸を解きほぐします。恋愛が出来ない、自己否定感、人と接するのが怖い、夫婦間の亀裂など、人間関係全般、アスペルガーの方の社会適応などのご相談。
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