先日、保育園から帰った私は玄関にあった汚れた子供(3歳)の靴が気になり、洗面所で洗い始めてしまった。
保育園に預けているお母さんならきっと驚かれると思う。
なぜなら通常、保育園から帰るや否や食事を作り、夕食を済ませ、お風呂に入り、寝かせるという一連の作業をできるだけ早く終わらせることに心血を注いでいるはずだからである。
我が家は自宅に事務所があり、通常はその事務所で仕事をしているので
保育園に迎えに行くのは17時と比較的早い。
そして、靴洗いである。
結局、靴3足、そしてレゴブロック2セットを洗ってしまった。
息子はまだおぼつかない手で水遊びさながら、ずっと横で手伝ってくれた。
ちょっとアクションがオーバーになると、当然のことながら洋服を濡らす。
その度に、ママの「濡らさないで!!!」
という声に一蹴される。
ところが洗い物が最終のレゴブロックのすすぎに入った一瞬、
私の持っていたシャワー水栓が息子のほうに向いてしまい、
なんとシャワー直撃。
「濡らさないで!!!!!」
も何もあったものではない。
息子はびっしょりの洋服に呆然。
それでも、である。
我が家の息子は温厚、おっとり、そしてママべったりなので、
ママの荒行を怒るでもなく、優しくふふふと笑ってくれた。
夜、ベットの上で「今日はごめんね、やさしいたあちゃん。」
と言った。
しばらくすると息子が「やさしいママ」とつぶやいてくれた。
ジーンときて、少し泣けてきた一瞬でした。