ファイナンシャルプランナーが天職!
BYSプランニングの釜口です。
今回は、
「持病があっても加入できる医療保険の競争激化」について
お伝えいたします。
持病があっても加入できる医療保険とは、「引受基準緩和型」や
「限定告知型」と言われる医療保険。
特に体調に不安がある中高年の間で関心が高いのが現状です。
これらの医療保険の保険料争いが激しくなってきました。
9月発売のメットライフ生命の「フレキシィ・ゴールド」が発売される
までは、アクサ生命の「OKメディカル」の保険料が最安値でしたが、
メットライフ生命は、その保険料を下回る、あるいは同等レベル
(年齢や性別により違う)にまで引き下げました。
メットライフ生命は、従来の同等保険よりも最大で18%安い設定。
もともと、生命保険や医療保険はニーズが顕在化しないので販売
しにくいと言われてきました。
ところが、、「引受基準緩和型」や「限定告知型」の医療保険は、
ニーズが顕在化しているので、保険会社としても保険料を集め
やすいのです。
体調に不安がある方はとっては、簡単に保険に加入できるという点が
「引受基準緩和型」や「限定告知型」の医療保険の最大のメリット。
通常の医療保険でしたら、告知項目は6~9項目あり、
50歳前後の方でしたら、多くの方がどれかの項目に「はい」
になってしまうような内容です。
ところが、メットライフ生命の「フレキシィ・ゴールド」では、
告知は以下の3点のみ。
1.過去5年以内にがんまたは肝硬変で入院・手術をしたか?
2.過去1年以内に病気やケガで入院または手術をしたか?
3.最近3カ月以内に医師に入院または手術を勧められたか?
いずれにも該当しなければ加入できるという内容。
持病がある人ほど保険に加入したいという気持ちは理解できますが、
保険料は通常の同等医療保険に比べ、1.5~2倍高くなります。
持病があっても、通常の医療保険に加入できる可能性、
保険会社によっては、通常の医療保険の1.3倍程度の割増保険料
で加入できる、可能性もあります。
また、確率論から考えれば明白なのですが、
医療保険に加入しないという選択肢が正解になる可能性は非常に
高いのです。
健康保険には高額医療費制度があり、実際に医療機関に支払う
医療費には上限があり、それほど家計にダメージを与えるものでも
ありません。
そういった点も踏まえた上で、医療保険を選択していただきたいと
思います。
ご質問やご不明な点がありましたら、
お気軽にご連絡下さい。
メール:waku@bys-planning.com
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