建築家の設計プラン  〜ハウスメーカーとの違い〜 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

横山 彰人
株式会社横山彰人建築設計事務所 
建築家
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建築家の設計プラン  〜ハウスメーカーとの違い〜

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『建築家となら望みどおりの家が建つ』 建築家が明かす家づくりの極意 1-1
暮らしやすい家は、どうすれば建てられるのか。これまでわからなかった建築家の考え方や、住いに
関する全ての事柄を、コラムをとおして解き明かしていきます。

コラムの第一回目は、建築家の設計プランについてお話しいたします。

一般的に、建築家の家づくりの方法についてはあまり知られていませんから、施主は、ハウスメーカーの家づくりの方法を基本と考える場合が多いようです。ハウスメーカーでは、プレゼンテーションと呼ばれる、これまでのような施主との打ち合わせの段階がほとんどなく、設計案は一つしか提出しない場合も多いようです。ハウスメーカーが、設計案を一案しか提出しない理由は、手間と時間のかからない方法を選択しているからです。
まず、家の形が四角形であれば、設計の手間も時間もそれほどかかりません。そして、それが現在売り出し中の形の決まっている設計であれば、材料をある程度まとめて量産できるので、ここでも手間と時間を短縮することができます。つまり、手間と時間のかからないこの方法なら、コストを抑えることができるのです。施主はこのような方法を基本と考えてしまううえに、建ペい率や容積率といった法規制のことなど専門的なことを言われると、示された設計案しかないと思い込んでしまいます。さらに、出された一案に対して比べる案がほかにないので、疑いを残しながらも仕方なく納得し、決定してしまうのです。
そして、最低限度の調整が加えられたものが基本設計となり、実施設計が作成されていきます。実施設計とは、実際に工事を行なう際に必要な、詳細な平面図や展開図などのことです。この実施設計の元になるのが基本設計ですから、一案しか提出されない設計案が、そのまま基本設計になってしまうということは、どういうことかおわかりでしょう。新しい家に対するさまざまな可能性が、あっけなく捨て去られることになるのです。

2回目につづく・・・






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