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リノベーションを行っていた理由は？

2014-04-08 06:00

私が長年リフォームやリノベーションをやって来た理由はとてもシンプルです。
整理整頓が出来た気持ちの良い家にしたいから！　

私の思考によると、
明治や大正時代にはあまり見られないと検証が出来ますが・・・
多分、戦後の高度成長期時代に「団地」と言われた「箱」が出来てからではないかと思います。
昔、田舎の住宅はやたらと広い間取りが当たり前ノ時代に、
戦後は都会に仕事を追い求めて一極集中。
そこで政府は日本初の「文化的住宅」と言われる「兎小屋」作り始め
その結果が狭い中で子供が増え～荷物が増えていくばかりなり。

“三つ子の魂百まで”と言われる諺通りに
人間は環境や習慣には最も慣れ親しむ動物で、
特に記憶と言う物が習慣になります。

当時リフォームやリノベーションの相談にお伺いして思うことは！
先ず家の中が雑然と散らかっているお宅が99.9％～
リフォームと言う前に・・・
家の中を整理整頓をするべきでしょと言いたくなりましたが言えないね！
荷物を整理整頓すれば概ねリフォームをすること無し！

リノベーションは少し違って整理整頓だけでは根本的な策が必要となります。
リノベーションの本来の意味付けとは・・・・
間取りや生活環境の変化に伴い大掛かりな嘔体の変更を伴う工事が必要！

当時のリフォームを見ていて思うことは
１　部屋の基本的な納まり“型”と言う事を知らない。
２　家具や建具と言うモノのが幾分お粗なのに良しとしている家が大半。
家に対して基本的な勉強が無に等しく美意識が無いのかと思いたくなります。

どんなスタイルでも必ず基本があります。
基本を勉強することなく自分流に捏ね繰り回すから型破りです・・・
と言う方達がいますが、
本来の“型破り”とはあくまでも“基本”が出来てこそ“型破り”と言えるんです！

戦後、日本は世界第２位の経済大国にかなりましたが？
家にお金を掛ける習慣だけは世界ランクで見ると５０位にも及ばないと思います。
現在においてもリフォームやリノベーションに設計者やインテリアデザイナーと言うプロの職業に相談して契約される方は１割にも満たないことでしょう。
今でも・・・・
リフォームやリノベーションするときに設計やデザイン料のお金が掛るんですか？
工事代金を払えば全てサービスして貰えるんではないんですか？
挙句の果てには～意味もなく唐突に負けて下さい！

いわゆるこの無法な状態が家と言う物に対する“基本の“教育”が無いからです。
そこをプロと言われる人に任せると言う習慣が無いからです。
つまり、食べ物や着る物や装飾品には～お金を掛けるのに・・・
デザインと言う物に、お金を払うと言う意識の貧困さから来た結果ですかね？

　　　　古来より“大工さんが建てる”とか“ハウスメーカー”建てるモノ
　　　　　　　　　この間違った認識に依存した結果です。

　　　　　　　　　　写真はリノベーションをする前と後のお宅です。
　　　　　　　注）左の写真の左端に見える奥の窓が右の写真の奥の窓です。