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歯科医師から見た2型糖尿病と歯周病の関係性

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1.増加する糖尿病、もはや他人事ではありません

 

 日本糖尿病学会によると、我が国の糖尿病患者数はじわじわ増加しており、現在なんと約890万人と推定されています。今から15年前、私が学生時代の教科書には、「推計450万人」と記載されていましたから、15年ほどで2倍近くまで増加したことになります。予備群を合わせて約2,210万人と言われていますから、統計の取り方にもよるのでしょうが、かなり増加率です。もはや国民病と言った方が正しいのかもしれません。

 

 

※上記の図表はWebサイト「糖尿病ネットワーク」様より引用させていただきました。

 

 糖尿病が油断ならない疾病である理由は、様々な合併症を生じる可能性があることです。内科的にコントロールされていれば直ちに問題にはなりませんが、放置した場合は確実に複数の合併症を生じて死に至る点です。

 

 中でも三大合併症として知られる「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」は、いずれも細小血管障害=末梢血管、毛細血管が脆くなる病気であり、糖尿病発症後10年前後の経過を経て、出現するとされています。「細かな血管が脆くなる」と言うことは、身体の末端組織の血液循環が悪くなりますから、栄養や酸素がしっかり運ばれずに、傷が治りにくくなったり、感染しやすく、化膿しやすい体質になることに繋がります。

 

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2.糖尿病が歯周病に与える影響

 

 一方で歯周病(歯周炎)も国民病と言っても過言でないほど罹患率の高い疾患ですが、皆様ご存知のごとく歯周病の原因は口腔内細菌、要するに口の中に住んでいるバイ菌です。口の中には約700種類もの細菌が住み分けていますが、そのうち3菌種が成人の歯周病と関連が深いとされています(下図を参照)。

 

 

※上記の図表はWebサイト「歯科総合情報サイト MI21.net」の「QOL向上のために歯科医療ができること」より引用

 

 歯周病は犯人が特定のバイ菌であることがハッキリしている感染症ですから、上手に丁寧に歯磨きをして、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けるなど、常に口の中をきれいに保つ=バイ菌の数を少ないレベルにしておくことで進行を抑制できます。

 

 

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 ところが糖尿病の方の場合、病歴が長い方の場合は特に、歯ぐきの血行が悪かったり、身体自体の免疫力が低下していますから、健康な方以上に口の中を清潔にしておかないと、歯周病がどんどん進行してしまいます。

 

 実際に大規模統計的調査において、糖尿病患者さんにおける歯周病の有病率は、健常者に比べて明らかに高いこと、歯周病の重症度が高いことが確認されています。さらに血糖コントロールが不良の患者さんほど、歯周病の重症度が高いことが明らかになっています。

 

 

3.歯周病と糖尿病は仲良しの悪友です

 

 逆に歯周病の患者さんは、非歯周病者に比べて糖尿病の有病率が高いこと、糖尿病発症のリスクが高いことも確認されています。さらに歯周病をコントロールせずに放置しておくと、血糖値の上昇を認め、血糖コントロールが悪化することも報告されています。

 

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 これは歯周病(歯周炎)という慢性の炎症を起こした歯ぐきの病巣から、血液を介して全身へ炎症性物質が放出され、インスリンの働きを邪魔することによるとされています。

 

 糖尿病と歯周病は互いに悪影響を及ぼし合う間柄ですから、定期健診などで糖尿病を指摘された患者さんには、歯科検診も忘れずに受けていただきたく思います。近年の研究では歯周病を治療し炎症を改善することで、血糖コントロールが良くなることも証明されており、内科的治療の助けにもなるのではないでしょうか。

 

 

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