■やっぱり駆け込み契約の反動??
注文住宅の受注は9月までに駆け込みが集中。
その反動がハウスメーカーに出ている。
積水ハウスや住友林業などは前年比で2ケタの受注減。
駆け込みも予想以上だったが、その反動もかなりのもののようだ。
あるハウスメーカーでは9月に前年同月比70%増、翌10月は前年同月比15%減。
ある程度は予測していたが、ここまでの反動減の影響はかなり大きいようだ。
確かに住宅展示場は10、11月の来場は閑散としている。
9月以前のにぎわいはどこにもない。。
注文住宅は消費増税に向けての経過措置が取られた。
9月までに契約しておけば、来年4月以降の引き渡しでも現行の5%での税率になる。
そのため、引き渡しがかなり先の案件もこの時期に受注しているようだ。
中には、着工が1年も先っていうのもある。
■増税にかかる負担軽減策は??
国ではこうした増税負担の軽減を図るための策を講じている。
すまい給付金制度や住宅ローン減税の拡充がこれにあたる。
この軽減策、実は年収や借入額によっては増税後の方が優遇される。
すまい給付金は税率10%になった場合、最大50万円の給付金が出る。
また、ローン控除は税額控除が最大2倍の400万円になるなど、メリットも多い。
■増税後の方がお買い得??
ハウスメーカーでさえ想定外の受注減。
そうなれば、需要喚起のためにお買い得価格にしてくる。
太陽光パネルやエネファームなどを装備したものなど、打開策を打ってくるだろう。
増税による需要の先食いをしたハウスメーカー。
今後の受注競争はかなり激化しそうだ。
そういった意味では、これからの時期がお買い得かもしれない。
粘り強く交渉することで、好条件の契約もできるだろう。
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このコラムの執筆専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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