タンスで眠るもの
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タンスで眠るもののなかに着物があります。
着物は親から子に引き継ぐことが多いのですが
背丈などサイズが合せにくく、なかなか使い回しができない上に
リサイクルショップでも、なかなか引き取ってもらえず、
処分に困るという話をよく聞きます。
国内には8億枚の着物がタンスに眠っていて、
また、世界では10万人の着物愛好家がいるようです。
捨ててしまうよりは国際交流を応援しよう、と考えるのであれば
株式会社SOU(ソウ)が行っているFURICLEプロジェクトを利用して
家庭のタンスに眠る不要な着物を無料で回収してもらうのもお勧めです。
着物通販サイト「FURICLE」(フリクル)
訪問着や留め袖など着物種類のほか、着物にまつわる思い出など
所有者からのメッセージを英語で掲載。着付けの実演動画も流す。
一方、購入者から実際に着た写真などを着物の提供者に送ってもらい、
日本文化普及に一役買っていることを実感してもらう。
※FURICLEプロジェクトのサイトはこちら。
http://furicle.jp/
https://www.facebook.com/furicle.kyoto
※株式会社SOUのサイトはこちら。
http://sou-co.jp/
眠ったままの宝飾品も
自宅のタンスの中に8億個あると新聞で読んだことがあります。
宝飾品はデザインを一新すれば、子や孫、若い人にも身につけやすくなります。
東日本震災以降、
「形見になるものを大事にする」風潮が強まっている今、
リフォームして使うということを見直してみるのも良いのでは。
身の回りを整理していると、そんな掘り出し物やお宝が見つかったり、
思わぬ国際貢献が出来ることがあります。
もうすぐ、敬老の日(9月の第3月曜日)
実家に帰って片づかない、汚いと見栄えばかり問題にしないで
たまに来る孫のためのおもちゃが置いてあって塞がっていた扉や
結婚前に使っていたモノが山積みになって窓か開閉できなくなっている
納戸にあったりして、親の生活を圧迫していないか、
お互いに納得しながら使わないモノを処分してあげるのも
片づけのよい機会になります。
使わないとわかっていても、我が家に古くから伝わるものや
家族の物語や思い出は大事にしようなど
実家の片づけが家族の歴史を垣間見る機会になるかもしれませんよ。
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